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第3回「東京拘置所 矯正展」に行ってきたぞ

Th 1

 

2012年から東京拘置所で開催されている「矯正展」に行ってまいりました。いつもは一般には開放されてない東京拘置所の敷地内に年に1回だけ入れてしまう、とても貴重なイベントであります。 

 

東京拘置所は東武鉄道伊勢崎線の小菅駅から徒歩8分ほど。全面が強化ガラスで覆われた、地上12階の大要塞であります。このなかに麻原彰晃や木嶋佳苗や愛犬家連続殺人の夫婦がいるのか…と神妙な気持ちに。

 

Th 2

 

建物の威圧感にも関わらず、場内は子連れ客で大盛況でした。すっかり地元の定期イベントとして根付きつつある模様。

 

Th 3

 

会場に入ってすぐの建物には、拘置施設の模型が置かれておりました。建物は近代的ですが、獄中の様子は昔の日本映画でよく見かけるオーソドックスな雰囲気みたい。

 

Th 4

 

東京拘置所の模型もありました。ちなみに、庁舎の天井にある丸いエリアは運動場だそうです。立派ですねぇ。

 

Th 5

 

「矯正展」の目玉といえば刑務所作業製品。クツやカバンが並んでいたり…

 

Th 6

 

刑務官をあしらったメモ帳があったりと、さまざまな種類の商品が並んでおりました。

 

Th 8

 

なかでもクールだったのが、函館刑務所のショルダーバッグ。「創業明治弐年」の老舗感がたまりません。

 

Th 9

 

拘置所のレシピで作ったお弁当(通称・プリズン弁当)はすぐに完売してしまい、残念ながら食べられず。写真を見る限りは非常にうまそうでした。

 

Th 11

 

さらには拘置所前のステージで、警察犬のショーも行われておりました。高いハードルを飛び越えたり、特定の臭いを正確かぎわけられるスーパードッグなんですが、お客さんの拍手にはビビってすくんじゃうあたりが可愛い。

 

Th 12

 

今回のイベントで一番人気だったのが「性格検査体験コーナー」。収容者の方々が行う性格テストを受けられる、実にナイスな企画であります。受け付けのお姉さんからマークシートをもらって、質問用紙に答えていけばOK。

 

Th 13

 

性格テストは別紙で持ち帰ることができます。わたしの性格は、「繊細で人によく見せたい気持ちが強いが、意思の強さとほがらかさが足りない」との結果でした。なんか、すげー暗いやつみたいですね(笑)。

 

 

そんなわけで、初めて行ってみた東京拘置所「矯正展」は、凶悪犯が収容された施設のすぐそばで、子どもたちが和気あいあいとたわむれる、なんとも不思議なイベントでありました。プリズン弁当が食べたいので、また来年も行ってみようかなぁ…。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。