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腹にiPhoneを置いて瞑想するアプリ「Mindz」がちょっとおもしろい

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ケンブリッジ大学が瞑想アプリを作った!」ってニュースを見たので試してみました。「Mindz」ってアプリで、基本の瞑想コースは無料。

 

Mindz - The Mindful Breathing App

Learn meditation from experts & develop lasting health and happiness. Ten minutes a day is all it takes with our patented MindfulBreather® technology.

 

作者はケンブリッジ大のトム・モールさんで、「エビデンスベースで作ったよ!」ってのがウリらしい。

 



 

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で、アプリを起動すると、まずは現在のストレスやマインドフルネス度を測る質問がズラーッと出てきます。心理学の世界で実際に使われてる尺度を使ってて、確かに信頼はおける感じ。ただし、そこそこ本気の質問集なんで、質問の量が多いのが難点でした。

 

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 続いて、iPhoneをお腹の上に置いて(液晶は上向き)瞑想を始めます。お腹の傾きを検知して、呼吸の速度や深さを測ってるわけですね。Spireと同じような仕組み。

  

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瞑想中の画面はこんな感じ。息を吸う段階で、軽く指で画面をタップするように指示されるのが、他のアプリにはないポイント。この作業をちゃんと続けられるかどうかで、「いま集中力が逸れてないか?」ってのを判断してるわけです。「手動瞑想」の簡易バージョンみたいな。

 

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で、終わると「どれだけマインドフルな呼吸ができたか」を採点してくれます。これを毎日続けると、「瞑想の名言集」みたいなコーナーのロックが外れる仕組み。簡単なゲーム性を持たせて、モチベーションをあげるようになっております。

  

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 上級者コースは有料で月額480円。「脳の構造が変わるよ!」とか「神経のつながりが変わるよ!」とか書いてあって胡散臭そうですが、いちおうメタ分析の内容にもとづいてたりします。ただし、いまのところは、瞑想で脳の構造が変わったことでどんなメリットがあるかまではハッキリしてないはずなんで、そこらへんはズルい気もしますが(笑)

 

 

 ということで5日ほど使ってみましたけど、「腹にiPhoneを乗せる」って作業がめんどうじゃない人と、英語のガイダンスをちゃんと理解できる人にはよいのではないでしょうか。個人的には、「呼吸に合わせて画面をタップする」ってシステムが、意外と集中の補助として使いやすいのがいいなー、と。

 

 

まぁ私は普通に瞑想が習慣づいちゃったんで課金まではしないですけど、ちょっと目新しい手法にチャレンジしてみたい方にはよいのではないでしょうか。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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