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「外向的な人ほど幸せ」という研究に再びイチャモンをつけてみる


以前に「「外向的な人ほど幸せ」は本当か?」なんて話を書きましたけども、また最近「やっぱり外向的な人ほど幸せだった!」って研究が出ましてね。ザ・人見知りな私としては、どうにかイチャモンをつけられないものかと思って論文を読んでみました(笑)。


これは、オランダのオラスムス大学の論文でして、1,364人の被験者の幸福度を調べたもの。ノーベル賞受賞者のカーネマンが作った「1 日再現法」(くわしい行動日記を書いてもらう手法)を使ったら、全体的に外向的なキャラの人のほうが激しく幸せを感じることが多かったんだそうな。


具体的に言うと、受け身な活動(テレビを見るとか音楽を聞くとか)に関しては、外向的な人も内向的な人も幸福度は同じだった、と。ただし、社交的な行動(友だちと遊んだりパーティに出たり)や報酬がある活動(スポーツで勝つとか株で儲けるとか)だと、がぜん外向的な人のほうが幸せのレベルが上がったらしい。


つまり、

 

  • 内向的な人の幸せ=受け身な活動
  • 外向的な人の幸せ=受け身な活動+社交的な活動+報酬がある活動



というわけで、外向的な人のほうが、自然と幸せの総量が増えるってことらしい。


って、これってテンションが高めな喜びだけにフォーカスしてないすか? 仏教が説く「マインドフルネスな喜び」とか、古代ローマ哲学が教える「静かに生きる幸福」とか、ポジティブ心理学がいう「フロー状態の喜び」をまるっと無視してないすか?


どうにも、この手の外向と内向の研究って、以前に「ポジティブシンキングで人生をムダにしないための5つのポイント」でも書いた、「アドレナリンを出すのが最高の幸せ!」って価値観に引きずられてる気がするんですよねぇ。内向の喜びを組み込んだ指標も開発してくれないもんでしょうか。


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。