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差別主義者は単に「頭が悪いだけ」であることが科学的にあきらかに

Th 5

ヘイトスピーチの問題が騒がれる昨今ですが、アメリカの学会誌に出た論文(1)が「人種差別の原因は頭が悪いからだよ!」と言い切っていておもしろいです。


これは、過去に行われた差別と知性に関する論文をメタ解析にかけたもの。 実は、心理学の世界じゃ「差別って頭が悪いせいで起きるんじゃない?」って話は前から言われていたんですが、その説の正しさを、あらためて調べ直したわけですね。



 


で、ざっくり結論から言っちゃうと、やっぱり「差別主義者は頭が悪い(確率が非常に高い)」らしい。多くのデータが、偏見や人種差別と知性の低さの関連を示しているというんですな。


たとえば、ある研究では10才の子どもの知性(認知機能とか情報処理スピードとか)を計ったうえで、20年後に再テストを行ったんですが、子どものころに知性が低かった被験者ほど、大きくなってから人種差別や性差別に走る確率が高かったとか。

 

もちろん、貧しくて満足な教育を受けられないせいで差別が生まれるって可能性もあるんで、この結論にはまだ議論の余地があるわけですけども、多くの研究が知性の低さと差別の関連を示しているのはおもしろいところ。



研究者によれば、こういう現象が起きる理由は、知性が低いと物事を単純にしかとらえられなくなっちゃうから。たとえば、

 

  1. どんな人種にも善人がいれば悪人もいる
  2. でも頭が悪いと、その複雑さに耐えられない
  3. だったら、特定の人種をひとまとめにして考えたほうがラク
  4. 差別主義の誕生!


みたいな感じ。 世の中の複雑さを最小限に減らそうとするせいで、あまり深く考えないですむ差別主義に走ってしまうわけですね。


ちなみに、この研究者たちは右翼的な思考も知性の低さと結びついていると考えていて、これまたおもしろい。要は、右翼は定まった社会ルールや伝統をベースに考えるので、それだけ脳のエネルギーを消費せずにすむことになり、知性が低い人たちをひきつけるんだ、と。


うーん、なるほど。ひとまず世の中の複雑さに耐えられるだけの知性は欲しいなーと、自戒を込めつつ思う次第です。

credit: Christine Gorce via FindCC


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。