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知性が低い人ほどスピリチュアルに走りがち!という研究結果

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知性が低い人ほどスピリチュアル系の格言が大好き!」(1)って論文が面白いです。


これはウォータールー大学の研究で、スピリチュアルと知性の関係について調べたもの。研究者が実験を思いついたのは、「スピリチュアルの迷言ジェネレーター」(2)ってサイトを見つけたからだそうな。


これはスピ系の人が言いそうなセリフを自動で作ってくれるサイトで、ちょっと試してみただけでも、

  • 共感の力とは、我々にとって癒やしの可能性である。
  • 「存在」とは、信念の御者である。
  • 統制のとれた探究心は、抽象的な美につながるドアである。 
  • 人間の「知識」は、光子の加速度的な広がりに由来する。

といった言葉が生成されました。どれも格言ぽいだけで、何の意味もありません。



実験にあたって研究者は約800名の参加者を集めまして、全員に本当の名言とスピ系の迷言を見せて、「これは素晴らしい!」と思った言葉に点数をつけてもらったんですね。


本当の名言というのは、

  • 川の流れは、自らの力によって岩を砕くのではない。たゆまぬ忍耐によって、岩を砕くのだ。

みたいなやつ。わかりやすいですねぇ。


いっぽうでスピ系の迷言というのは、

  • 自然とは、自動調節される覚醒のエコシステムである。

みたいなやつ。スピ系の大御所として有名なディーパック・チョプラ博士が実際に言ったセリフだそうです。わけわからんですな。


そのうえで全員に思考力テストをおこなったところ、

  • 27%の人はスピ系の迷言と実際の名言を見分けられなかった
  • 迷言にダマされやすい人は、信仰心が高く陰謀論を信じるケースが多い
  • 迷言にダマされない人は、言語的な知性と流動的知性が高い
  • 迷言にダマされた人たちは、「新生児には定期的に注意を向けましょう」みたいな普通のアドバイスにまで高い点数をつけた

といった結果が出たんですね。言語的な知性は言葉を使った表現力のことで、流動的知性は論理的にものごとを考える能力のこと。つまり、スピリチュアルに引きつけられる人は知性が低いんだ、と。


研究者いわく、

今回の結果により、スピ系のデタラメにダマされやすい人が一定数いることがわかった。たんなる懐疑主義だけでは、迷言を見抜くには物足りない。ばく然としたデタラメを見抜く洞察力が必要なのだ。

スピ系のデタラメに影響を受けやすい人たちは、ものごとを深く考えようとせず、数字や言語、流動的知性などの認知機能も低い。また、哲学的なたわごとや陰謀論、宗教、超常現象などにも引きつけられがちで、自然療法や代替療法といったニセ医学に手を出す傾向も高い。

とのこと。いやーバッサリですね。 怒る人も多そうですけど個人的には共感しました。


しかし、昔はデータ主義だった人が気づいたらスピリチュアルに走ってたケースはよく見ますんで(とくに自己啓発界隈で)、わたしも気をつけませんと。近ごろはマインドフルネス業界にも似た傾向がありますしねぇ。
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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました(http://amzn.to/2ogEBmC)。