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口にテープを貼って眠る「鼻呼吸テープ」は使うべきか否か?問題

 



鼻呼吸テープに関するご質問をいただきました。

 

鼻呼吸テープは意味あるのでしょうか?私はテープを使ってよく眠れるようになった気がするのですが、良い証拠などありますか?

 

とのことで、鼻呼吸テープってのは以下のような商品っすね。

 

 

ご覧のとおり睡眠時に口が開かないように止めるための商品で、鼻呼吸がうながされるおかげで睡眠の質が上がったり、いびきが改善したりといったメリットがうたわれております。

 

 

で、実際のところはどうかと申しますと、残念ながら現時点で言えることはあんまないです。なんせ鼻呼吸テープについて調べた研究がほとんどないもんで。

 

 

いちおういくつかのデータをまとめておくと、

 

  • 663人を対象にしたテストでは、鼻呼吸テープを使ったグループの93.4%が3分間、鼻で快適に呼吸することができた。また、中等度から重度の鼻づまりを持つ被験者の約2/3が、鼻呼吸テープで3分間呼吸することができた(R)

 

  • 軽度の睡眠時無呼吸症候群の患者30人を対象にしたテストでは、鼻呼吸テープによってAHI(症状の指標)が12.0から7.8に下がり、いびき指数も73%低下した(R)

 

みたいな報告は出てるものの、まー全体的にはデータ不足すぎて「睡眠の改善に使おう!」とは言いづらいレベルっすね。特に睡眠時無呼吸症候群の対策に使うのは危険な気がいたします。

 

 

実際のところ、鼻呼吸テープに異論を唱える専門家も多くて、耳鼻咽喉科の権威であるケーシー・リー博士なんかも、フォーブスで反対論を述べておられます(R)。まぁ確かにアレルギーや病気でひどい鼻づまりがある人が安易に鼻呼吸テープを使ったら窒息しかねないですもんね。

 

 

ただ、一方では口呼吸よりも鼻呼吸が良いって話もかなり多くて、

 

  • 鼻孔を潤滑にして、副鼻腔が乾燥するのを防ぐ

  • 吸った空気の湿度を高め、て喘息などの症状をやわらげる

  • 口腔内のpHバランスを整え、虫歯、ドライマウス、歯肉炎を予防する

  • 一酸化窒素の摂取量を増やす(脳の機能や心血管の健康、血中酸素濃度に重要な役割を果たす)

 

といったメリットがあるのも確かではあります。その意味で口呼吸は改善すべきなんだけど、個人的には鼻呼吸テープを使うなら別の方法を模索しますかねぇ。たとえば、

 

  • 鼻腔用生理食塩水

  • アレルギー治療薬

  • 腹式呼吸のエクササイズ

 

などからスタートして、そこからさらに改善を狙いたい場合にのみ「鼻呼吸テープ」を使うかなぁって感じです。個人的には、なんだかんだでブリーズライトが一番快適なので、いまも寝る時などに愛用しております。鼻孔拡張テープは何よりも安全性が高いし、日中の眠気や口の渇きを軽減してくれるって報告(R)もありますしね。

 

 

もし、それでも鼻呼吸テープを試したい時は、事前に日中にテーピングをしておいて、どれぐらい苦しまずに鼻呼吸ができるかをチェックしといた方がいいでしょう。ちなみに人間の鼻ってのは、日中よりも夜のほうがやや詰まりやすいので、そこらへんも合わせてご考慮いただければと(血液の溜まり具合とかホルモンバランスの変化で鼻がつまりやすくなる)。

 

 

まー、いろいろ書いてきましたが、鼻呼吸テープで睡眠が改善した!っていう体験談が多いのも確かなので、安全性を確認した上で行うなら特に反対も申しません。自分の口呼吸が気になる人であれば、手軽な健康法のひとつとして試すのもいいんじゃないでしょうか。

 

 

 


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