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スタンフォードの教授が使っている『快眠サプリ』をチェックしてみようのコーナー


 

こないだ、Dラボでアンドリュー・ヒューバーマン博士の愛用サプリについてまとめたんですよ。ヒューバーマン先生は、スタンフォード大学で神経生物学の教授を務める超一流学者で、脳科学および脳研究の分野での業績では 世界でもトップクラスの存在だったりします。

 

で、先生は自前のビジネスにも熱心な方で、自分のサイトでいろんなサプリを売ってたりします。その中で、先生がチョイスしている「快眠サプリ」(R)の内容がちょっとおもしろかったので、簡単にチェックしてみましょう。

 

というと、なんだか怪しげな話に聞こえそうですが、ヒューバーマン先生のポッドキャストを聞いていると、自説に過度なこだわりを持っているわけではなく、常に疑問を持ちながらデータを検証している姿勢が伝わってくるので、個人的には参考になる意見が多い方だと思っております(私と意見が異なるケースも多々ありますが)。

 

そんなわけで、ヒューバーマン先生が睡眠のために使っているサプリは、こんな感じになります。

 

 

  • スレオネートマグネシウム(145mg)またはグリシネートマグネシウム(200mg)を毎日飲む

    私もマグネシウムは定期的に飲んでますが、ヒューバーマン先生はトレオン酸マグネシウムを使っているそうな。こいつはマグネシウムに手を加えたもので、体内への吸収効率が高く、脳のバリアを突破するように設計されております。なので、短期・長期記憶の増強にも役だつと考えられているんですよね。

    まぁ、まだデータが少なすぎて、その実力は判断しづらいんですけど、一部の研究では、頭痛やストレスといった一般的な症状から、アルツハイマー病やパーキンソン病といった深刻な症状を緩和するかも?と示唆するデータはありますんで、試してみるのも良いかも知れません(R)。また、トレオン酸マグネシウム出なくとも、観察研究ではマグネシウム濃度と睡眠の質との関連性が示唆されていますんで、普通にクエン酸マグネシウムなどを飲んでおけば良いのではないかと(今のところ、クエン酸マグネシウムが最も研究例が多いんで)。

 

 

  • L-テアニン(100-400mg)を毎日飲む

    メラトニンよりも手軽に買えて効果がある快眠サプリってないですか?」でも書いたとおり、L-テアニンはアミノ酸の一種で、お茶やキノコに含まれている成分。抗不安作用があることが分かってまして、「寝る前にドキドキしちゃって寝付けない!」みたいな方であれば、飲む意味があるんじゃないかなーとか思っております。つまり、テアニンにはリラックス効果があるってことですね。

    睡眠薬と違って安全性も高いので、テアニンのサポートに使うのは、私もアリじゃないかと思って増す。幸いなことに私は寝付きが良いので、テアニンは使ってませんが。

 

 

  • アピゲニン(50mg)を毎日飲む

    マグネシウムやL-テアニンに比べて、睡眠改善についてはかなりマイナーな成分ですね。アピゲニンはセロリ、パセリなどの植物に含まれるフラボノイドの一種で、経系に働きかけ、不安や緊張、ストレスを緩和すると言われてます。こちらも、リラックス効果で寝付きを良くしてくれるのだろうと考えられてるんですね。

    いまのところ研究例が少なすぎて、ヒューバーマン先生がなんでこれを使っているのかは謎なんですけど、一部の研究では、アピゲニンを飲んだ翌日は脳の働きがわずかに上がったって報告(R)もあるので、気になる方はどうぞって感じです。

 

 

  • イノシトール(900mg)を3日ごとに飲む

    イノシトールは豆類などに含まれるビタミンB様物質。テアニンやマグネシウムと比べて、睡眠に関する研究は格段に少なくて、妊婦さんの睡眠が改善したよーって小規模なデータ(R)があるぐらい。果たして、ヒューバーマン先生が、何を見てイノシトールを飲もうと思ったのかはよくわからず、個人的にも「別にいらないんじゃないかなぁ……」って印象ですが、気になる方はどうぞ。

 

 

ってことで、こうして見ると、マグネシウムとテアニンについては賛成しつつも、残りの2つについては「まだ他にもデータがある成分はあると思うが……」って印象ですね(たとえば、タルトチェリーとか)。なので、このラインナップはそこまで支持しないんですけども。いずれも高価なサプリってわけじゃないので、「スタンフォードの教授が使っているなら良さそうだ!」という方は、試してみてもいいんじゃないでしょうか。


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