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「クレアチンでハゲる」は本当か?髪とサプリの因果関係をがっつり検証した研究の話

        「クレアチンを飲むとハゲるらしい……」みたいな都市伝説が、筋トレ好きの間ではまことしやかに流れているわけです。簡単に言うと、   クレアチンを飲む→テストステロンがDHTに変わる→髪の毛が抜ける!   みたいな考え方でして、これが事実ならクレアチンラバーの私として...

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「この人、信じていいの?」をジャッジするための、科学的チェックリスト

    「この人、信じていいのか?」と思う場面はどこにでもありましょう。友人関係、恋愛関係、職場の人間関係など、あらゆる場面で私たちは「他人の信頼度」を毎日のように判断しているわけです。そしてこの問い、実は心理学的にかなり深掘りされたテーマでもあるんですね。   ということで、こ...

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不安型で神経質なパートナーと、どうすればうまくやっていけるのか? ──愛着スタイルと性格が教えてくれること

    このブログで、人間関係を上手くやっていくのに観点としてよく出てくるのが「愛着スタイル」と「神経症傾向」の2つであります。どちらも人間関係に関わるポイントでして、ざっくり説明すると、

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超加工食品でも太らない?高たんぱく食が食欲を抑える理由とは

        「 超加工食品で食欲が増す! 」みたいな考え方があるわけです。これは、工業的に高度に加工された食品のことで、家庭の台所では作れないような成分や工程を含む食品のことを指してまして、だいたい以下のような特徴を持っております。   精製された糖・油・塩の多用 人工甘味料...

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今週の小ネタ:筋トレ「ごちゃ混ぜサプリ」意味ある?カフェインなら睡眠不足でも走れる?腸にいいグラノーラで睡眠が良くなる?

  ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。

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1日の「食べなさすぎ」と「運動しすぎ」はどちらが体に悪いのか?

        ダイエットや体づくりにこだわる人なら、一度はこんなことを思ったことがあるんじゃないでしょうか。   「昨日ちょっと食べなかっただけだし、今日も全然走れるっしょ!」 「運動を頑張ったぶん、多少食事を減らしても問題ないはずだ!」   こういった考え方は、たしかに理屈で...

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NASAが開発した「最強のトレーニング測定法」は、自己診断だった件

  スマートウォッチ、心拍センサー、筋肉の酸素飽和度をリアルタイムで測定するウェアラブルなど、ここ数年、トレーニングの世界では「手軽にデータを計測しようぜ!」みたいな流れが加速しております。   「この心拍数ゾーンで走れば、脂肪が最も燃える!」 「リカバリーにはHRV(心拍変動)...

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スマホ1時間で近視リスク21%増!? 画面と視力の危うい関係を示したメタ分析の話

      「スマホで近視になる!」みたいな結論のメタ分析( R )が、なかなかイヤーな内容だったので、今回はその中身を詳しく見てみましょうー。  

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話すことは「脳の最強筋トレ」だった件:「心理言語学から見る、しゃべることの驚くべき効果」みたいな本を読んだ話

  『 言葉以上のもの(More Than Words) 』って本を読みました。著者のマリーレン・マクドナルド先生は、ウィスコンシン大学マディソン校の心理言語学者で、サブタイトルは「話すことはいかに心を研ぎ澄まし、私たちの世界を形成するか」みたいな感じ。その主張のポイントをざっく...

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寒冷シャワーで痩せるは嘘?最新研究で判明した「寒さと食欲」の意外な関係

    ここ数年、SNSやフィットネス界隈でやたらと「寒さは最強だ!」って話を聞くわけです。   冷水シャワーを浴びれば朝から覚醒! 氷風呂でメンタルが鍛えられる! サウナ→水風呂で自律神経が整う! 寒さに耐えることで脂肪が燃える!   みたいな感じでして、個人的にも「なんらかの...

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TRTは本当に筋肉に効くのか?──話題のテストステロン補充療法を科学的に検証してみた件

    「 TRT(テストステロン補充療法) 」ってのがありますわな。その名のとおりテストステロンを注射で打ち込む方法で、「アンチエイジングに効く!」という人がいれば、「それってほぼステロイドじゃん…」と眉をひそめる人まで様々でして、とにかく賛否両論だったりします。  

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「食べる時間」で太る?科学が示す“時間栄養学”の真実とは

      ここ数年、「何を食べるか」だけでなく「いつ食べるか」を重視するって考え方、いわゆる 時間栄養学(クロノニュートリション) が注目されるようになってきました。これは、ざっくり言うと、   「食事のタイミングや頻度が、体調や体型にどう影響するか?」   って問題に答えよう...

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「もう限界…」なときに試したい、燃え尽き症候群からのリカバリー戦略

   やる気が出ない、気力が湧かない、職場ではニコニコしてても心の中では「しんどいなぁ」と思っている……みたいな問題はよく聞く話ですが、こうした状態が長引くと、いわゆる「バーンアウト(燃え尽き症候群)」に陥っちゃうんですよね。  

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「主観的年齢」が若さのカギ?──心が若い人ほど健康で長生きする理由

    「実年齢より若い気がする……」みたいなタイミングは誰にでもありましょう。たとえば、学生時代に好きだった音楽を今も聴いているときとか、スポーツをやってみたら意外と動けたとか、年下の人と話していても会話が合ったりとか……実年齢よりも若いような気がする瞬間みたいなことですね。 ...

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「言ってることとやってることが違う人」への正しい対処法の話

        「ダブスタな人」っているじゃないですか。たとえば、   「人には優しくしなきゃダメだよ」と言いながら、部下には平気でキツい言葉をぶつける上司 「SNSは時間のムダ」と言ってたのに、昼休みはずっとインスタをスクロールしてる友人 「地球環境のためにプラスチックは使うべ...

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楽しんでる人が一番売れる!というマーケティング研究の話

        「 自分が楽しんでいることを他人に伝えると、どう評価されるのか? 」というポイントを調べた研究( R )が、めちゃくちゃ実用的だったので内容をチェックしておきましょう。  

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持久力を高めるにもたんぱく質はめちゃくちゃ重要だ!持久系アスリートに必要なたんぱく質の最適摂取量とタイミング

かつて持久系スポーツの食事戦略といえば、「炭水化物こそ正義!」って風潮があったもんです。マラソン大会の前日といえばパスタ山盛りで、トレーニング中の補給はスポーツドリンク一択!みたいな雰囲気もあったりしたんですよ。  

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筋トレで「限界まで追い込む」は必要か?──最新研究が示す“ほどほど”の最適解

  筋トレ界隈でたびたび話題になるのが、「 筋肉は限界まで追い込むべきか? 」って問題であります。筋トレガチ勢は「もうバーベルが1回も上がらないところまでやれ!」と主張しまして、そちらのほうが筋肉が成長するのだと考えるケースが多かったりするわけです。  

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認知症予防に効くナチュラルサプリとは?研究で実証された天然成分とその使い方まとめ

      最新のメタ分析( R )が「 認知機能が改善するかもしれない成分はこれだ! 」みたいな内容になってて面白かったです。ということで、今回はその中身をチェックしつつ、実生活での活かし方まで考えてみましょうー。  

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「昼寝」でパフォーマンスと回復力は本当に上がるのか?科学が示す最適な睡眠戦略とは

  トレーニングを頑張ってるけど、なんか最近イマイチ回復しない……みたいな時に、皆さんはどう対処してますでしょうか。たんぱく質を増やしてみる? クレアチンを飲んでみる? 気合で乗り切る?などでしょうか。まあ、もちろんこうした対策も悪くないんですが、「昼寝」を活用している人は意外と...

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スマホを2週間やめてみたら…睡眠・幸福度・集中力が驚くほど回復した話

      「スマホばっか見てると、なんか疲れる気がする……」みたいに思ったことがある人は多いんじゃないでしょうか。気がつくとスマホばっか見てるから、「ちょっとデジタルから離れた生活をしてみるぞ!」と思ったけどやっぱり続かないなんて人もよくいるでしょう。   そんな中、「 スマホ...

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筋トレ×ダイエットに「高たんぱく」は本当に必要?って問題をガッツリ調べた研究の話

        「 筋トレしながらダイエットするなら、たんぱく質は多めに! 」みたいなアドバイスを、フィットネス系の本やSNSで目にしたことがある人は多いはず。過去の研究では「高たんぱく食が筋肉の減少を防いでくれる」という話が定番になってまして、私もその前提で食事の設計をしており...

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25万人のデータが示した「脳に効く運動」の新常識とは

  「運動で脳が改善する」系の研究に、また最新の知見( R )が加わっておりました。似たような 研究は過去にも大量に出てる んですが、今回は決定版ともいえるメタメタ分析(つまり、複数のメタ分析をまとめたもの)が出まして、なかなか参考になる感じでした。  

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運動のやる気が出ない…それ、マインドフルネスで解決できるかも

      「運動しなきゃと思ってるけど、なかなか続かないんだよなぁ…」みたいなお悩みを定期的にいただくわけです。私の場合は、幸いにも運動の習慣化には困らなかったタイプなんですけど、この問題に悩んでいる方はかなり多いものと推察しております。分かっていても続かないのが人間ですからね...

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今週の小ネタ:野菜の濃縮サプリで脳がよくなる?「アボカドで健康になる」は本当か?運動すると食欲が爆発するってどこまでホント?

  ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。  

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健康に良いベストな睡眠時間は「国」によって違うかもしれない件

    「健康のためには毎日8時間寝ましょう!」みたいなアドバイスはよく聞くところですが、かつては「 8時間睡眠のウソ。 」なんて本もあったとおり、近年の睡眠研究を見ていると「適切な睡眠時間って割とバラバラだよねー」って結論のほうが多かったりします。   でもって、最近発表された...

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「元カレ・元カノを忘れるまでの時間」って、ほんとに“交際期間の半分”なのか問題

      俗に「 人間が 失恋から立ち直れる時間は、交際していた期間の半分 」などと申します。もちろん、すぐに吹っ切れる人もいれば、別れから何年かかっても感情を引きずるような人もおりましょうが、平均すればそんな感じじゃないか、って説ですね。たとえば、3年付き合ったなら1年半で心...

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「高校時代の人気」が50代の体型を決めていた件について

  高校時代の社会的ポジションや学校の質が、いまの健康状態(特に体型)を左右するぞ!ってヘンな研究( R )が出てて面白かったです。  

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“怖い上司”はなぜ出世するのか?の科学と、ヤバい上司の特徴リスト

      どの世界にも、なんか怖い上司やリーダーってのはいるもんです。発言にいちいち威圧感があったり、ちょっとしたミスを強く責められたりして、その場の空気を張りつめさせるようなタイプですな。なんだかわかりませんが、こういうタイプに限って社内では評価が高かったり、出世の階段を登っ...

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うつ病にオメガ3は効くのか?36件のRCTをガチ分析したら見えてきた「本当に効く人の条件」

  昨日に引き続き 、今日もまたオメガ3の話題をひとつ。今回は、「 うつ病にオメガ3って、効くの? 」という素朴な疑問に、36件のランダム化比較試験(RCT)をもとに考えたガチ論文を取り上げてみます。

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オメガ3って本当に効くの?を調べた徹底レビュー科学でわかった運動と健康の7つの効果

      「 オメガ3は健康に良い! 」って話はおなじみのものでしょう。EPAやDHAといったオメガ3脂肪酸は、心臓や脳に良い影響を与えることが広く知られてまして、 このブログでも何度となく取り上げてきました 。オメガ3ってのは細胞膜や神経の材料になる上に、体内ではほとんど作れ...

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今週の小ネタ:うつ病の原因は「脳」じゃなくて「炎症」、SNSが「幻覚」を強める、コールドスイミングは脳に良いのか?

  ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。  

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クレアチンでがんリスクが下がる?高齢者ほど肉を食え?最新研究と食生活のポイント

  「肉を食べるとガンになる!」という話は昔からあって、かつては世界保健機関から「肉は発がんリスクを上げるよ!」なんて宣言が出たことがありました。とくに赤身肉や加工肉については、国際がん研究機関(IARC)でも「発がんの可能性あり」に分類されていて、ちょっとドキッとさせられるわけ...

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スポーツサプリ31種を科学的に比較。科学的に最も効果がある成分はこれだ!

  サッカーといえば、単純な持久力が必要なのはもちろん、爆発的なスプリント、細かい方向転換、キックやジャンプのための筋力、周囲を見渡す認知力と集中力など、「全方位型の能力」が求められるスポーツであります。  

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ネイビーシールズ直伝!不安とプレッシャーに強くなる“3つの思考スキル”を教えてくれる本を読んだ話

      『 不確実性の達人(Masters of Uncertainty) 』って本を読みました。  

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恋愛の相性は“仕事観”に出る?科学が示したカップルの成功パターン

  「恋愛の相性ってあるの?」ってのは昔ながらのテーマですが、非常に難しい問題なので、科学の世界でもいまだに決定打はなかったりします。「性格の相性?」「共通の趣味?」「愛着スタイルの一致?」などなど、いろんな要因が提案されていますが、どれも「一部には当てはまるけど万能じゃないなぁ...

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なぜ誠実な人がインフルエンサーの信者になるのか?性格心理学が示す理由

      どの世界にも“カルト的なリーダー”って存在がいるものでございます。失言をものともせず過激な発言を連発する政治家とか、陰謀論を煽りまくるインフルエンサーとか、そんな存在ですな。  

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他人が怖い、人と関われない…見逃されてきた「クラスターAパーソナリティ障害」とは?

  「パーソナリティ障害」と聞いて、皆さまどんなイメージが浮かぶでしょうか? おそらく多くの人は「境界性パーソナリティ障害」や「反社会性パーソナリティ障害」みたいに、“感情が激しいタイプ”が頭に浮かぶんじゃないかと。このような特性を持つ人は、メディアや映画にもたびたび登場しまして...

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今週の小ネタ:子どもに家事をさせると頭が良くなる、目が乾いて困る!って人にオメガ3が効く

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。

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運動は疲れてからが本番だ!パフォーマンスを決める“第4の能力”とは?

  「疲労はすべての人間を臆病者にする」ってのはジョージ・S・パットン将軍の名言ですが、心身が疲れてると何もする気が起きないのは間違いないところ。戦場に限った話ではなく、どんな分野でも疲労に勝たねばならない場面ってのはありまして、そんなときに真に問われるのは「ストレスの中でどこま...

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「人工甘味料は太る」は嘘?最新研究でわかった脳と体の本当の反応とは

  「人工甘味料はむしろ太る!」みたいな話は、いまもよく耳にするところです。実際には、「人工甘味料は普通に痩せる」ってデータの方が多いので、個人的にはあんま信じてない考え方なんですが、今もネット上では以下のような主張を見かけるかと思います。   「人工甘味料は脳を騙して食欲を暴走...

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記憶力を鍛えて脳機能をガッツリ底上げだ!脳を最適化する記憶トレーニングの科学

  「最近、人の名前が覚えられない……」 「本を読んでも内容が頭に残らない……」   みたいな悩みは定番で、私も50代を目前にして、いよいよ人名などが覚えられなくなっております。  

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【お知らせ】快眠まくら「OptiMakura」予約は5月15日お昼12時まで!

        以前からお伝えしていた快眠まくら「 OptiMakura(オプティマクラ) 」の予約受付が、いよいよ終了間近となりました。   OptiMakura パレオメソッドで カスタム・コンフォート。 OptiMakura-オプティマクラ-で あなたの眠りを最適化へと導き...

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なぜ内向型は"冷たくて無能"だと誤解されるのか?の科学

「内向的な人って評価されにくいよなぁ……」みたいな感覚を持つ人は多いでしょう。内向人間はどうしても自己主張をしないので、どうしても外にガンガンに出ていく外向タイプのほうが得をしやすいのは事実でしょう。  

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恋愛のケミストリーとは何か? をヨーク大学がガッツリ調べたぞ、という研究の話

      なんだかわからないが関係性が上手くいくような相手を「 ケミストリーがある 」などと申します。顔がタイプとか、趣味が合うとか、そういう明確な理由があるわけじゃないのに、なんだか話していると心が落ち着くし、会話が自然に進むし——みたいな感覚ですな。  

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PUMAから出たスーパーシューズの性能評価が地味にすごい件

  ナイキ「 ヴェイパーフライ4% 」がランニング界に革命を起こしたのが2017年のこと。「走行効率を4%改善するぞ!」って売り文句で登場したシューズで、実際に実験( R )でも効果が裏づけられまして、マラソン界に記録ラッシュを巻き起こした凄いヤツなんですな。  

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運動後のツラさは乳酸のせいじゃなくて錯覚だった? 脳と筋肉の意外な関係

    全力ダッシュや辛い筋トレのあとで脚がパンパンに張って「うわ!乳酸たまった!」みたいに思ったことがある人は多いでしょう。「乳酸」といえば運動後の筋肉の痛みや重だるさの元凶とされてまして、「疲労物質」みたいなイメージが強かったんですよね。  

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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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