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今週の小ネタ:笑う人は老けにくい、粘り強い性格を鍛えるのに必要なポイント、人生の満足度はパートナーと濃密に結びついている

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。  

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たった4つの習慣で脳は若返る!と主張するワシントン大学の2年研究の話

      「最近、物忘れが増えた気がする」「将来、認知症になったらどうしよう」みたいな不安は普遍的なもの。私も50歳を目前にして「あの映画に出てた俳優誰だっけ!」の量が増え、日々不安におびえております。 ということで、近ごろ発表された研究( R )では、「 脳の衰えを防ぐ4つの...

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デジタル疲労の正体:僕らの脳は、まだ“通知社会”に進化していないぞ!って本を読んだ話

「 デジタル疲労(Digital Exhaustion) 」って本を読みました。著者のポール・レオナルディ教授はカリフォルニア大学サンタバーバラ校の先生で、テクノロジー・マネジメント(技術経営)を専門にしている人らしい。デジタルツールが人間の仕事・思考・組織に与える影響をずっと調...

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「加工食品を食べるだけ」でも私たちは健康でいられるのか問題を調べた研究の話

    このブログでは、よく「 超加工食品 」をやり玉に挙げております。これは、原材料がわからないレベルで加工された食品のことで、精製された糖・油・塩が大量に使ってたり、人工甘味料・着色料・香料・保存料などの添加物が多かったり、といった特徴を持っております。スナック菓子とかインス...

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「時間が過ぎるのが速すぎる!」をなくすための3つの習慣

  「 時間が過ぎるのが速い! 」って問題は、誰もが味わったことがあるものでしょう。仕事をして、スマホを見て、ご飯を食べて、気づいたらもう寝る時間、朝起きてから何をしていたか、いまいち思い出せない……みたいな感覚ですね。私も加齢とともに似た感覚が増す一方でして、もう10月になった...

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肉はメンタルに良いのか悪いのか?そして、ベジタリアンはメンタルに良いのか悪いのか?問題

      「 ベジタリアンはメンタルに良いのか? 」って問題をガッツリ調べたメタ分析( R )が出てましたんで、これはぜひ中身をチェックしておきましょう。  

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体の中に入り込むマイクロプラスチックには、どこまでビビるべきか?そして、どう対策すべきか?

  こんなご質問をいただきました。   最近ニュースで『人間の血液からマイクロプラスチックが検出された』と見ました。フェイクニュースかと思ったんですが、本当にそんなことがあるんでしょうか? もし本当なら、どれくらい健康に悪いのか知りたいです。   とのことで、現代人の中にはちっち...

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今週の小ネタ:マインドフルネスで若返り、オンライン瞑想でストレス激減、プロバイオティクスで“喜び”がもどる?

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。  

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「健康を守る人ほど、つまらない行動を毎日やっているぞ!」という本を読んだ話

  「 健康の方程式(The Formula for Better Health) 」って本を読みました。著者の トム・フリーデン博士 は、オバマ政権下でアメリカCDC(疾病対策センター)のトップを務め、エボラや新型感染症の最前線で人類の命を守ってきた凄い人なんだそうな。   「...

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朝イチの筋トレ、飯抜きでやっても大丈夫?問題に対する最新RCTの知見

        「空腹で筋トレすると筋肉が減るぞ!」みたいな話を聞いたことがある人は少なくないでしょう。どういうことかと言いますと、空腹の時ってのは、体内の 血糖とインスリン が低下している状態なので、これによってエネルギー源としての糖が不足し、身体は代わりに 筋肉中のアミノ酸を...

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【質問】運動のときに電解質サプリって本当に飲む必要ありますか?

  こんな質問をいただきました。   「トレーニングのときに“電解質サプリ”を飲むといいって聞きました。 集中力が上がるとか、筋けいれんを防ぐとか……本当なんでしょうか?」   確かに、ここ数年は、SNSなどでも「電解質ドリンク」や「ナトリウムサプリ」が人気でして、ジムでもペット...

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炭水化物制限は本当に健康にいいのか?──174試験・1万人超のメタ解析から見えた真実

  「糖質制限って、結局いいの?悪いの?」って議論はいまだに続いているわけです。糖質を減らすと体重がスルスル落ちたって体験談がネットにあふれる一方で、「脳に糖が必要!糖質制限は危険!」という声も根強いですからね。個人的には「糖質制限は他のダイエット法と比べて良くも悪くもないから、...

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「観るだけで強くなる」筋トレ ― AO+MIを使った脳内トレーニングの科学

        筋トレと聞くと、「重いものをガンガン動かす!」ってイメージがまず浮かびますな。肉体の痛みなくして成長なし!みたいな考え方であります。   しかし、最近のスポーツ科学では、同時に“イメージの重要性”も指摘されるケースが増えてまして、 「観るだけ」または「イメージする...

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加重ベスト・ウォーキングは筋肉と骨の改善にめっちゃ効果的!はどこまで正しいのか問題

  最近、健康界隈でよく聞くのが「 加重ベスト・ウォーキング 」であります。 重りがついたベスト を着つつ歩き回ることで「骨が強くなる!」「筋肉も増える!」「脂肪も燃える!」などの効果を得られ、とくに更年期世代の女性に人気が高いんだそうな。年を取ると骨粗鬆症や筋力低下が切実な課題...

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呼吸だけで「幻覚体験」に近い境地へ?高速ブレスワークが脳と体にめっちゃ良いかも

      「呼吸法」というと、多くの人はヨガや瞑想で行う「深呼吸」や「腹式呼吸」を思い浮かべるでしょう。そのメリットとしては、ストレス解消、リラックス、集中力アップみたいなイメージが一般的っすね。   その流れで、海外で近年じわじわ人気を集めているのが「 高速ブレスワーク 」っ...

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人生を細胞から若返らせる「つながり貯金」の凄さの話

        「人とのつながりは健康にいい!」って話は、このブログをお読みの方ならおなじみでしょう。事実「孤独はタバコ並みに体に悪い」なんてデータもありますし、過去20年以上の研究でも「人とのつながり」は寿命の延長や病気の予防と強く関連していることが示されてきてるんですよ。たと...

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筋力より先に失われる爆発力──老化に抗う“パワートレーニング”のすすめ

  「昔は坂ダッシュが得意だったのに、いまは若者に置いていかれる」みたいな感覚を持つ人は少なくないはず。特に私のように50代を目前に控えますと、普段の筋トレやランニングではそこそこ若者にも食らいつけるのに、ひとたび「瞬発系の動き」になると全然ついていけないなんてことが普通に起きる...

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自然は体に良い!では、自然のパワーを引き出すために必要な最強のスキルとはなにか?

    「スマホの通知を追ってたら、気づいたら夜になってた」みたいな経験は、誰にでもありましょう。次から次へと流れてくる情報の洪水に身をひたしていると、まるで脳が絶え間ない刺激のシャワーを浴びているような気分になり、結果として常に気持ちはリラックスする暇もなく、なにか疲れまくるよ...

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甘いものを食べるとドーパミンがドバドバ出て依存症になる!って説はどこまで正しいのか問題

    「甘いものをドーパミンが出すぎて依存症みたいになる!」って話は、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。いわゆる“食べ物=合法ドラッグ説”で、「 ドーパミン中毒 」のような本でも取り上げられてましたね。一部には「砂糖はコカインより依存性が高い!」なんて主張もあ...

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筋トレのテンポは筋肥大に効くのか?──最新メタ分析が出した「拍子抜けする答え」だった件

  筋トレの世界には、「スクワットはゆっくり下ろせ!」「ベンチは3秒かけて下ろして、1秒で爆発的に上げろ!」みたいなアドバイスがよく出回るわけです。いわゆる「テンポ(挙上速度)」問題ってやつで、昔から一部のマニアが異常に熱い議論を繰り広げてきたテーマなんですよ。   特に「エキセ...

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【新発売】1年半かけてようやく完成。「腸ファイバープロテイン 抹茶味」が11月中樹に出ます!

     2023年の発売 以降ご好評をいただいている、「 ハイブリッド腸ファイバープロテイン 」。 市販のプロテインにありがちな健康問題 をクリアした良質なプロテインを使いつつ、さらに腸内環境にもめっちゃよいレジスタントスターチを配合した商品で、個人的にも毎日愛用しております。...

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今週の小ネタ:1日8時間座ると老化が2倍進む!? ヨーグルトに“痩せ菌”を入れたらウエストが減る!? ザクロジュースで眠れる!?

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。  

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赤色光で毛が生える!? ミノキシジルと同等の効果という驚きの研究の話

        薄毛の治療といえば「ミノキシジル」がド定番。「毎日塗っていれば、とりあえず毛は守れる」という安心感がありまして、個人的にも 5%のミノキシジル を愛用してるわけです。その効果はよくわからんですが、おそらく予防にはなってるんじゃないかなー、と。   そんな状況下、近...

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ナッツは「遺伝子を操る」スーパーフード?──ナッツが炎症・酸化ストレス・血管の健康を変えるかもな件

    「 ナッツは体にいい! 」ってのは有名で、複数のデータをもとにしつつ、私も最近 は最強の「ナッツグラノーラ」を作ったりしてる わけです。確かにナッツはハイカロリーなんだけど、栄養が詰まりまくったナイスな食品なのは間違いないもんで。   でもって、新たにチェックした最...

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1日5分で体は変わる!──最新研究が示す超ミニマル筋トレ「エクササイズ・スナック」の力

        「 1日たった5分の自重トレーニング でも体に良い効果がある!」というデータ( R )が出ておりました。「筋トレは時間がかかる」「ジムに行かないと意味がない」──そう思って筋トレができていない人には、めっちゃ良い話じゃないでしょうか。     たった5分の筋トレで...

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理想の自分に浸りすぎると現実が壊れる──心をむしばむ妄想依存に気をつけようぜ!って研究の話

  スーパーのレジに並んでいるときなどに、ふっと意識が飛んで、前回の旅行を思い出したり、まだ見ぬ未来の自分を想像したり──みたいなことは誰にでもありましょう。こうした現象は学問の世界では「 白昼夢 」などと呼ばれてまして、多くの人にとってめっちゃ当たり前の体験であります。   あ...

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「いい人」でいすぎると、自分を見失う?──“フォーニング”という生き残り戦略について語った本を読んだ話

  「 いい人すぎ(fawning) 」って本を読みました。著者のイングリッド・クレイトン博士は臨床心理士で、EMDRなどを使ったトラウマ治療にくわしい人なんだそうな。   で、このタイトルのフォーニングってのは、最近の心理学でよく見るテーマで、 ざっくり言えば「いい人すぎる」状...

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「運動で頭が良くなる」問題の最新知見──科学が示した10代までの最強ブースト法

  「 運動で頭が良くなる! 」って話に関して最新のメタ分析( R )が出てましたんで、内容をチェックしておきましょう。まず結論から言っちゃうと、   18歳未満の子どもやティーンが運動をすると、実行機能・注意力・ワーキングメモリといった認知機能が有意に伸びるよー。頭が良くなる運...

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今週の小ネタ:手の動きで学習効率がアップするぞ!手の動きで感情がバレるぞ!うつ伏せで寝ると夢がカオスになるぞ!

  ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。

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「青い藻がダイエットに効く?」──スピルリナのメタ分析をチェックしてわかること

    スピルリナの効果を調べたメタ分析( R )が出ておりました。こいつは当ブログでも 何度か取り上げてきたサプリ で、まだ研究が必要ながらも「健康の維持に使えるかも?」と思わせてくれるデータがチラホラ出てきてたりします。   スピルリナってのは藍藻類(シアノバクテリア)の一種...

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知らない人とも一気に仲良くなる2分間──“共有瞑想”の科学

    「人とのつながりは大事だ!」なんて話は、もう死ぬほど書いてまして、孤独はタバコや肥満よりも死亡リスクが高いなんて研究すらあるわけです。逆に親密な人間関係は幸福度を底上げするだけでなく、免疫力やストレス耐性まで強化する傾向がありまして、「社会的なつながり」が人間の健康に欠か...

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人生はスタートアップの経営と同じだ!とハーバードの先生が主張する本を読んだ話

    『 幸福のファイル(The Happiness Files) 』って本を読みました。著者のアーサー・ブルックス博士はハーバード・ビジネススクールとケネディスクールで教える心理学者で、幸福研究の世界ではもっとも著名な人物のひとりっすね。日本でもいくつか邦訳書が出てまして、「...

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操られる私たち── 世界トップレベルの行動経済学者サンスティーン教授が「マニピュレーション」の正体を語る本を読んだ話

      「あなたは自由に選んでいる」と思っていても、実際にはそうじゃない。   『 操作(Manipulation) 』って本を読みました。著者のキャス・サンスティーン博士は、オバマ政権でホワイトハウスに勤務し、行動経済学を公共政策に応用してきた第一人者。しかも世界で最も引用...

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幸福を追うと失敗するから、人生に根を張れ!というアステカ哲学の本を読んだ話

    新刊『 社会は、静かにあなたを「呪う」 』の第2章では、「幸せになりたい!」と願うと失敗するよーって話を書いております。幸せは人類共通の願望なんですが、そもそも「幸せ」なんて定義もあいまいだし、いつまでも続くものでもないですからね。なので、「幸せを追いかければ追いかけるほ...

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睡眠は「時間」より「リズム」だった──不規則な眠りがメンタルを蝕むワケ

      「睡眠は1日8時間とりましょう!」ってのは、もはや耳にタコができそうなアドバイスでしょう。もちろん睡眠時間は健康に直結する重要ファクターなので、睡眠不足はできるだけ避けたいところです。   ただし、近年の研究では「どれだけ寝るか」よりも「いつ寝るか」のほうが心身に大き...

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今週の小ネタ:最も死亡リスクが下がるコーヒーの飲み方と量の話、オシャレな場所でデートしても効果がない説

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく 興味深い論文を紹介するコーナー です。  

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「脚を守る最強の武器は“バネ力”だった」─ランニングのリスクを下げるための最新知見

    ランニングは「バネのスポーツ」などと申します。我々の筋肉と腱は“伸び縮みするゴムバンド”のような役割を果たしてまして、一歩ごとに伸びては縮んでエネルギーをリサイクルしてるんですよね。一説には、このリサイクルにより、走るエネルギーの半分近くをまかなってるとも言われまして、つ...

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 「ラーメン好きは早死にする」って本当?──山形コホート研究から見えた、ラーメンとの付き合い方

    ラーメンは確かに美味いんですが、なにせ美味すぎるのが難点。高塩分&高脂質が体に悪いだろうなーとはわかっていても、好きな方はなかなか止めるわけにもいかんでしょう。   では、実際のところ、ラーメンはどこまで体に悪いのかってことで、「山形コホート研究」という疫学調査( R )...

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暑さに勝つサプリはどれ? ネットワークメタ解析が導いた「メントール&タウリン」の秘密

      「まだまだ暑い!」ということで、夏の暑さ対策に役立つサプリを調べたデータ( R )が出ておりました。   これはアスリートを対象にしたメタ分析で、「暑い環境でどうパフォーマンスを落とさないか?」ってのがテーマ。これは今のスポーツ科学における最重要テーマのひとつで、従来...

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「Who」と「What」のズレが人生を空虚にする?使命を取り戻す科学的ヒント

『 ミッション・ドリブン(Mission Driven) 』って本を読みました。著者のマイク・ヘイズさんは元ネイビーシールズ司令官で、2,000人規模の特殊部隊を率いたのち、ホワイトハウスで政策を立案し、さらに民間企業の経営幹部としてもキャリアを積んだ凄い人なんだそうな。ネイビー...

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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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