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あなたのパフォーマンスが激増する「フロー状態」にすぐ入るための2つのポイント


 

「フロー状態」をご存じの方は多いでしょう。簡単に言うと、自分にとってやりがいのある活動に深く集中し、没頭している状態のことで、スポーツの世界でよく言われる「ゾーンに入る」と同じような意味です。

 

この状態に入ると、時間の感覚が失われたように感じられ、不安や緊張もなくなるため、最大のパフォーマンスを発揮できると考えられております。フローの入り方については「超絶フロー入門」などにまとめているとおりですが、この状態に自由自在に入れたら最高なんすよね。

 

で、新しい研究(R)も、「よりフロー状態に入りやすくなる方法」をまとめてくれていて、とてもためになります。その答えをひとことで言うならば、

 

  • フロー状態に入りたければ、メタ認知を活用しようぜ!

 

みたいになります。メタ認知もこのブログの頻出ワードで、簡単に言えば、『あ、いま自分はこんなことを考えているんだな』と言ったように、自分自身の思考プロセスを自覚することです。この脳の働きが、フロー状態に入る際にも欠かせないって主張であります。

 

では、「フロー状態のメタ認知」ってのがどういったことを意味するのかと言いますと、

 

  • おっ、いま自分はフロー状態にあるぞ!と自覚できる状態

 

  • 「フロー状態に入ったら、仕事がどんどんはかどるぞ!」といったような、フロー状態がもたらす効果への考え方

 

  • 「自分は、静かな場所にいるときにフローに入りやすいんだな……」といったような、フロー状態を達成&維持するための具体的な戦略

 

みたいになります。フロー中の自覚だけでなく、「自分はいかにしてフロー状態に入り、それによって○○の目標を達成するのだ!」って計画性を持つことができるかが、フローの発生率を左右するんだって話ですね。

 

研究チームいわく、

 

フロー状態は、勉強、仕事、スポーツ、計画的なレジャーなど、なんらかの目標を達成したいときに発生することが多い。

 

そのため、私は、フロー状態の「生産的側面」と呼ばれる要素、つまり、脳のパフォーマンスを高めてくれるメリットに焦点を当てて研究した。

その目的は、何の努力もせずに深いフロー状態に入ったり出たりすることができる人がいる理由を確かめることだ。

 

とのこと。周知のように、フロー状態ってのは、入りやすい人と入りにくい人がいまして、このような差はどこから生まれるのかをチェックしたわけですね。

 

その結果、フロー状態で生産性を高めるために不可欠なものとして、研究チームは、2つの主要なフローメタ認知をピックアップしております。

 

 

 

 

  • フローの始まりをコントロールする戦略:続いて大事なのが、フロー状態を発生させるための、自分にとって最適な手法を明確にするところです。これについては、「超絶フロー入門」にくわしく書いたとおりでして、好きなようにフローに入るためには、前もってフロー状態に入るための戦略を設定せねばならないんですな。つまり、フローが発生しやすい適切な条件を待つだけでなく、その条件を積極的に作り出さねばならないってことです。これも当然といえば当然のポイントながら、フローを起こしやすい環境を事前に設定している人は、意外と少ないんじゃないでしょうか。

    ちなみに、フローの発生率を上げる戦略としては、以下のようなものが定番なので、参考になさってください。


    1.自分が過去にフローに入った体験を思い返し、何がフローを引き起こすのかを理解する。でもって、自分にとってフローが起きやすいトリガーを探し、そのトリガーをできるだけ再現してみる。


    2.フローは、不安が強い状態や、ヒマすぎてダラけた状態では発生しないので、いずれかの感情が強いときの対策を立てておく。もし不安が強すぎるときは、呼吸法トレーニングなどで緊張感を適度に抑える作業が欠かせないし、退屈が強すぎるときは作業の環境を変えてみたり、いつもとは違うアプリを使ってみたりと、ちょっとした新規性を導入してみると吉。

    3.自分が行おうとしている作業について、「私は、なんのためにこの作業をしたいのか? その目的は? ゴールは?」といったあたりを明確にしておく。

 

 

いずれも「ごもっともですなぁ……」って感じでして、私もメタ認知の視点は意識していこうかと。


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