スポーツドリンクにはほとんど意味がないことが実験であきらかに
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スポーツドリンクって本当に必要なの?って疑問は昔からあったんですが、そのあたりをガッツリ調べた論文(1)が出ておりました。
この実験は、テニスプレーヤーを対象にしたものでして、試合の前後にスポーツドリンクを飲んでもらって、プレイの成績に影響するかどうかを調べてみたんですな。
テストに使われたスポーツドリンクには、砂糖、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの電解質が入ってまして、その点はポカリスエットやアクエリアスなんかと同じ。ただし、追加でビタミンB群やカフェインもふくまれているんで、どっちかというと日本でいうエナジードリンクに近いかも。
で、その結果はと言いますと、驚いたことにハッキリとした効果が出たのは上腕3頭筋外側頭だけ。具体的には、以下の画像のもっとも赤い部分です。
このエリアだけが、スポーツドリンクを飲んだあとに疲労が回復してたんだそうな。 ほかには、走る能力がちょっと改善したかな〜ぐらいのもんで、他の能力にはほとんど影響が出なかったみたい。
研究者いわく、
十分に水分を摂ってバランスの取れた食事をしてさえいれば、1日に2時間ほどのテニスぐらいでは、プレイのパフォーマンスはさほど落ちない。スポーツドリンクで疲労が改善したのは上腕3頭筋外側頭だけで、ひょっとしたらテニスのトーナメント戦ぐらい過酷な状況じゃないと意味がないのかも。
とのことで、一般人ぐらいの運動レベルではスポーツドリンクは不要で、ちゃんと水分さえとってれば問題ないんじゃない?って結論みたい。うーん、納得。
credit: theqspeaks via FindCC