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どうしても夜にスマホを使いたければ最低でも顔から36センチ離すべし

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スマホのブルーライトが睡眠の質を下げる!って話は以前にも書きましたけど、「どうしても夜にスマホを使いたいときはどうすればいいの?」って疑問について、アメリカのメイヨークリニックが調査(1)してくれております。

 

 

おさらいしますと、スマホからはブルーライトと呼ばれる強い光が出てまして、これが体内時計を狂わせて睡眠の質を大幅に下げちゃう。言わずもがな、良質な睡眠はアンチエイジングの最重要ポイントでして、寝る前のPCやスマホは老化を進める原因になりえるわけですね。 



 

が、そうは言っても、現代人がキッパリと夜のスマホ使用を止めるのは至難の業。どうしても深夜に作業をしたいときは、最低でもスマホから顔を36センチほど離して使うべし!というのが、今回の調査の結論であります。この距離を保つことで、ブルーライトで睡眠ホルモンのメラトニンが減る作用がだいぶ緩和されるとか。

 

 

また、同時に端末の明るさ設定も重要でして、研究者いわく、

 

スマホの明るさを最高に設定すると、メラトニンのレベルに影響が出る。しかし、明るさを中ぐらいか、それ以下に設定しておけばいいだろう。

 

とのこと。この調査では、暗い部屋でタブレットとスマホを使う実験が行われまして、被験者の顔に当たるブルーライトの量と、メラトニンの分泌レベルの変化をチェックしたみたい。

 

 

というわけで、基本的に夜はPCやスマホを使わないほうがいいのは大前提ですが、どうしてもという時は、明度を落とした端末をできるだけ顔から離して使いましょう。にしても、実際に36センチの距離でスマホを持ってみると、普段の約2倍ぐらい腕を伸ばす必要がありまして、なかなか疲れますねぇ。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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