94歳の老人が作り出した最強のアウトサイダーアート「彩虹眷村」(さいこうけんそん) に行ってきた
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最強のアウトサイダーアートとして有名な、台中の「彩虹眷村」(さいこうけんそん)へ行ってきました。退屈をもてあましたおじいさんが、急に思い立って村中の壁や道路にペンキで絵を描きまくったところ、期せずして観光名所になってしまったんだそうな。
台北から新幹線で1時間をかけて台中へ。そこからタクシーで10分ほどで目的地に着くと、静かな住宅街のなかに極彩色の光景が広がっておりました。完全に芸術が爆発してますね。
建物のなかもサイケ一色。おじいさんは絵を習ったことがなく、完全にフィーリングだけで描き進めたらしい。
おじいさんは「見た人に元気を与えたい」ってモチベーションがあるようで、絵の内容はどれもポジティブであります。「知足幸福」(足るを知ることの幸せ)は仏教の教えですかね。
こちらは「心のつながりを持って末永くお幸せに」。
これは「学業成就」みたいな意味らしい。ご利益ありそうですな。
こちらは「運命の人」(天生一對)って意味。謎の生物がかわいいです。
おじいさんが描くキャラは、どれもキュートでなごみますなぁ。
牛車に乗る家族もかわいい。
謎の生物の造形センスもすばらしい。
個人的には、この猫が一番気に入りました。Tシャツにしたい。
とか言ってると、急に朽ちたドラえもん人形が置いてあったりして驚くんですが。
作者の黄おじいさんは売店にいらっしゃいました。御年94歳だそうですが、まだまだお元気そう。
売店には絵葉書がピンバッジのほかにも、極彩色の傘なんかが売ってました。思わず買いそうになりましたが、どう考えても日本では使えないですな。
そんなわけで、「彩虹眷村」は全体的に前向きなオーラに満ちてまして、妙に元気が出てくるナイスな観光名所でした。台中に行った際は、逢甲夜市や国立台湾美術館といった定番スポットのついでに足を運んでみるとよいでしょう。