人生の不確実さでメンタルを病んでしまう「不確かさへの不耐性」をチェックするための12問
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こないだ「答えを待てる人間は強い!」みたいな話を紹介しました。「不確かさへの不耐性(Intolerance of uncertainty)」って特性が大きい人は、人生の予期せぬトラブルに弱く、それゆえにメンタルも病みやすくなっちゃうよーって考え方であります。
実際、複数の研究でも「不確かさへの不耐性」が高い人ほど抑鬱症状が出やすいって報告が多く出てまして、「それはそうだろうなー」って感じがするわけです。基本的に人生なんて不確実性のかたまりですからねぇ。
といった話をしたところ、「ワシの不確かさへの不耐性はどうやって判断すればいいんだべ?」みたいなご質問をチラホラいただいたので、ここでは2007年の古典的な研究(R)をご紹介しましょう。
これはリジャイナ大学などの先生方が開発したテストで、818人の男女をもとに精度の高さをチェックしたもの。以下の12の文章についてどう思うかを、
- 1(全く自分に当てはまらない)〜5(完全に自分に当てはまる)
の5点満点で採点していただければ幸いです。もちろん日本人を対象にしたテストじゃないので、それなりの誤差は出るかとは思いますが、自分の内面を知るよすがにはなるんじゃないでしょうか。
- 予期せぬ出来事に大きく動揺してしまう
- 必要な情報がすべて得られないとイライラする
- 驚くようなことを避けるために、常に先を見すえておくべきだ
- 最善の計画を立てていても、小さな不測の事態がすべてを台無しにしてしまうと思う
- 未来に何が待っているのかを、いつも知りたいと思っている
- 不意を突かれるのが苦手だ
- 前もってすべてのことを整理できるようにしておかなければならないと思う
- なにか不確実なことがあると、充実した人生を送ることができないと思う
- いざ行動に移すときに不確実なことがあると、行動が麻痺してしまう
- 不確実性があると、私はうまいこと行動できない
- 小さな疑念がわくと、行動できなくなってしまう
- 確実できない状況からはほぼ逃げてしまう
でもって、採点が終わったら、
- 質問1〜7につけた点数を合計する
- 質問8〜12につけた点数を合計する
- すべての質問につけた点数を合計する
って感じで総得点を出しましょう。それぞれの点数の意味は、
- 質問1〜7の合計点が高い = 未来の変化にめっぽう弱いタイプ。平均点は16.68
- 質問8〜12の合計点が高い = 不安で行動できなくなってしまうタイプ。平均点は9.17
- すべての質問の平均点は25.85
みたいになります。もし各パートの点数より下回っていれば、「不確かさへの不耐性」はそこまで高くないのだと考えられるでしょう。ちなみに、私は質問1〜7が14点で、質問8〜12が9点だったんで、非常に平均的な男なのだなーと思いました。