幸福度を高める10の基本要素をランク付けしたらこうなった
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/03/10.html?m=0
「アクション・フォー・ハピネス」っていう心理学系の慈善団体が、幸福度を高める10の基本要素をランク付けしたらしい。
これは、「アクション・フォー・ハピネス」が最新の心理学リサーチにもとづいて、人の幸せを左右する大きな要素を10個にまでしぼりこんだもの。今回の調査では、5,000人の被験者を対象に、それぞれの要素の重要度を10点満点でランク付けしてもらったんですな。
で、順位はこうなりました。
- 与える:人のために何かをする 平均7.41点
- 人付き合い:人とコミュニケーションをとる 平均7.36点
- 感情:ポジティブな態度を取る 平均6.74点
- 味わう:日常のありがたさに気づく 平均6.57点
- 意味:人生の大きな意味を感じる 平均6.38点
- 回復力:逆境を乗り越える方法を見つける 平均6.33点
- 挑戦:新しいことを学ぶ 平均6.26点
- 方向性:人生の目標を持つ 平均6.08点
- 運動:体に気をつける 平均5.88点
- 受容:現実の自分を受け入れる 平均5.56点
「与える」がトップ! あらためて「惜しみなく与えよう!」というアダム・グラントの主張が裏付けられた形であります。
他にも、人付き合いや感情、運動など「アメリカ心理学会が認める、“本当に効く”8つのストレス解消法」や「4つの要素で幸せはコントロールできる!」で紹介した要素と同じですね。
ちなみに、このリサーチを手がけたマーク・ウィリアムソン博士によると、
現代人は、成功しなきゃならないって思い込んだり、他人とくらべて自分をさげすんだりしすぎる。これが不幸と不安の原因だ。今回の研究は、わたしたちはもっと自己受容について学ばなきゃいけないことを示している。また、想像していたよりも、日々の小さな習慣が幸福感に大きな影響を与えているようだ。
とのこと。具体的に自己受容を学ぶ方法としては、
- 他人に接するときのように自分も親切に扱い、間違いは学習のチャンスと考える。どんな小さなことでも、自分が上手くできたことに意識を向ける。
- 信頼できる友人や同僚に、自分の強みや価値を尋ねてみる。
- 1人で静かに過ごす時間を持ち、自分の内面にどのような感情があるかを探る。
といったものが挙げられておりました。平凡といえば平凡な方法ですが、近ごろ「自分の能力について自分で評価よりも、他人から評価したもらったほうが格段に正しい情報が手に入る」と主張する論文をいくつか読んだばかりだったので、2番めの項目は想像以上に重要なんだろうなー、とか思います。まぁ、友だちに「オレの価値ってどこ?」とか聞くのって、死ぬほどこっ恥ずかしいですけど(笑)。