ハーバード流「新年の目標」を達成するための科学的な方法
あけましておめでとうございます!というわけで、昨年と同様に、まずは「新年の目標」を達成するための科学的な方法をご紹介しましょう。
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自分のネガティブな要素の克服を目標にしない
今年は、ハーバードビジネススクールのエイミー・カディ教授が、ビジネスインサイダーにナイスなアドバイスを寄せております(1)。「ボディランゲージの重要さ」についてプレゼンしたTEDトークで有名な研究者さんですね。
教授によれば、「週3でジムに行く」といったガチガチの目標は、予期せぬ障害で失敗に終わっちゃう確率が高いから得策じゃないらしい。かといって、「今年はジムに行くぞ!」とボヤけた目標を決めても意味がないとも言っております。
新年の目標を立てる際、多くの人たちは、自分の変えたいところや自分の嫌な面について意識を向けがちだ。その結果、ネガティブな感情が起きやすくってしまう。多少のネガティブさはモチベーションを引き出す効果があるが、大半の場面ではまず役に立たない。
例えば「ジャンクフードを止める」といった目標は、解決に取りかかる前に、あなたのモチベーションをそいでしまう。こういった場面では、目標を「健康的な食生活をする」ように切り替えるといい。
とのこと。わたしも、ついネガティブな習慣を絶つ方向で目標を立てがちなんですが、それではスタート時点でやる気がなくなっちゃう可能性が高いわけですね。
結果よりプロセスに集中する
目標設定でありがちな間違いが、結果だけに集中しちゃうこと。教授いわく、
100マイルを歩くことに集中していたら、つねに100マイルという数字が頭にチラつき、何かといえば進ちょく状況に意識が向かってしまう。おかげで、やる気は完全にそがれてしまう。
つねに自分がいまいる地点と目的地をくらべてしまうため、失敗したかのような気分になるからだ。
とのこと。あまり目的は意識せず、いつも小さなステップを確実にこなすことを考えるほうがいいみたい。
自分のコントロールが及ばないことはあきらめる
最後に教授が戒めているのが、つい自分の力がおよばない要素を目標に組み込んでしまうタイプの間違い。仕事で昇進したいときは、あくまで自分ができる作業だけにフォーカスして、上司の気分や会社の環境をふくんだ目標を立てないようにするのか肝心とのこと。
教授いわく、1月1日を新たなスタートの象徴に使うのはいいけど、あくまで小さなゴールを細かく設定して、つねにプロセスに気を配ってストレスをためないのが大事とのこと。
まとめ
そんなわけで、エイミー・カディ教授による新年の目標達成のポイントでした。あくまでデカいゴールは避け、身の丈にあった小さな目標を立て続けるのが大事って感じですねー。では、今年も当ブロブをよろしくお願いいたします!