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瞑想歴が長い人ほど脳のサイズが大きく重量も重い

Burainmeditate

 

これまで、マインドフルネス瞑想効能について、何度もくり返し書いている当ブログ。今度は「瞑想で脳の神経が増える!」って研究(1)が出てきました。

 

  

これはUCLAの実験でして、20年にわたって瞑想を続けてきた人を対象にしたもの。彼らの脳をfMRIでスキャンしたところ、まったく瞑想をしたことがない人にくらべて、灰白質のサイズがデカかったというんですね。

 

 

灰白質は、脳の神経細胞が集まったエリアを指してまして、おおまかに大脳皮質を意味しております。ここは人間の思考や感情をつかさどる部位でして、つまり、瞑想歴が長い人ほど認知機能が高いんだ、と。



研究者いわく、

 

瞑想者には、加齢にともなう灰白質の減少がさほど見られなかった。また、驚くことに、この現象は脳のすべての領域で観察された。当初、瞑想は脳の一部にしか影響をあたえないと思われたため、この結果は衝撃的だ。

 

とのこと。脳の表面に限らず、瞑想は脳の全体に良い影響をあたえるっぽい。すごいっすねぇ。

 

 

なにせ、人間の脳は20代からガンガンと神経が少なくなって、年齢とともに大きさも重さも減っていくことがわかっております(2)。この現象は基本的にはどうしようもなくて、かろうじて運動プチ断食で対策ができるかなーと言われてきたんで、今回の研究はなんとも希望の持てる話かと。

 

 

ちなみに、この研究チームは、人間の脳が瞑想でどう変わるかを長期間にわたって追いかけるつもりだそうで、こちらも楽しみ。わたしも、脳のアンチエイジングのために今後も瞑想を続けていく所存です。

 

 

credit: Moyan_Brenn via FindCC


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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