孤独の健康リスクは運動不足や不健康な食事と同じぐらいかも
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/01/blog-post_18.html?m=0
「孤独はタバコと同じぐらい体に悪い!」って話がありましたが、今度は「孤独は運動不足や不健康な食事と同じぐらい体に悪い!」ってデータが出ておりました(1)。
これはノースカロライナ大学の研究で、アメリカの国民健康データを使ったもの。全員の社交レベル(友だちの多さとか社会との関わりの深さとか)をチェックしたうえで、
- 血圧
- BMIとウエストサイズ
- 体内の炎症レベル
といった死亡リスクを高める数値と比べたんですね。
その結果は、
- 社会との関わりが多い人(ボランティアに参加したりとか)ほど腹まわりの脂肪が少ない
- 青年期に孤独な人は、運動不足な人と同じぐらい体内で炎症が起きている
- 年を取って孤独な人は、不健康な食事をしている人と同じぐらい血圧がヤバい
みたいな感じ。うーん、わたしは学生時代に友だちがいなかったんですが、やっぱり体内で炎症が起きてたんでしょうか。そういえば、あの頃はやたら病気がちでしたが(笑)
ちなみに、年齢によって社交のポイントは変わっていくそうで、
- 若いころは友だちが多ければ多いほど良い
- 中年からは友だちの量よりも質のほうが大事
といった傾向が強いとのこと。オッサンになってからたくさん友だちを作っても、健康には影響しないわけですな。
研究者いわく、
今回の発見は、社会的な関係性が、人生を通して生理学的な影響をあたえることを示している。(中略)とくに若者や若年成人は、コミュニケーションスキルを磨いて対人関係の幅を広げるべきだ。社会関係の広さは、健康的な食事や運動と同じぐらい大事なのだから。
とのこと。若者は友だちを作れ!って視点が強調されておりました。わたしはもうアラフォーなんで、狭く深い付き合いのほうにシフトしたほうがよさげ。