ぐっすり眠りたければ寝る前の高脂肪食はNG。食物繊維をたっぷり摂りましょう
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/01/ng.html?m=0
「食物繊維で睡眠の質があがる!逆に高脂肪で睡眠が悪化!」って実験(1)が面白かったんでメモ。
これはコロンビア大学の実験で、26名の男女を対象にしたテスト(ランダム化比較試験)になっております。平均年齢は35才ぐらい。まずは全員に4日ほど実験室で暮らしてもらい、全員には徹底して健康的な食事と睡眠をとってもらったんだそうな。
具体的な栄養のバランスは、
- 31%が脂肪(そのうち7.5%が飽和脂肪酸)
- 53%が炭水化物
- 17%がタンパク質
といった感じ。睡眠は平均で7時間35分だったらしい。
やがて参加者の生活リズムが健康的になったところで、1日だけ全員に好きなものを好きだけ食べてもらい、睡眠ポリグラフで眠りの質をチェックしたんですね。すると、
- 低脂肪で精製糖が少ない食事をした参加者は眠りに落ちるまで平均17分かかり、睡眠も深かった
- 高脂肪で精製糖が多い食事をした参加者は眠りに落ちるまで平均29分かかり、睡眠は浅かった
といった差が出たらしい。どうやら大量の精製糖と脂肪には、良い眠りをさまたげる作用があるっぽいんですな。
いっぽうで睡眠の質を上げてくれるのが食物繊維で、葉物や根菜類を食べるほど眠りが深い傾向があったんだそうな。研究者いわく、
この実験の教訓は、食事の質が睡眠の質にも影響を与えるという点だ。たった1日だけ脂肪を増やして食物繊維が少ない食事をした場合でも、睡眠には大きな影響が出る。
とのこと。精製糖と高脂肪で睡眠の質が下がる仕組みはハッキリわからないんですが、なかなか面白い話ですねぇ。とりあえず心当たりがある方は、寝る前に大量の脂肪を摂らないようにしたほうがいいかも。