ここ数年で科学的に「効くかもしれない……」と言われた5つの二日酔い対策法
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かつては二日酔い対策の話をいろいろ書いていた当ブログ。しかし、わたしが酒をやめちゃったもんで、最近はすっかりアルコールの話題が減ってきております。
が、アクセスログを見てると、いまだ二日酔い対策は需要があるみたいなんで、ここ数年で科学界から出でてきた方法をまとめておきます。なんせ自分で試してないんでアレですが、いちおうデータの裏付けがありますんで、酒好きの方は使ってみてくださいませ。
1 コーヒーとアスピリンの合わせ技
ネタ元は2010年の論文(1)。二日酔い状態にしたマウスにコーヒーとアスピリンのような抗炎症剤を飲ませたところ、頭痛の原因となるアセテートの量が減ったんだそうな。このデータを二日酔い対策に使う場合は、酒を飲んで3〜4時間おきにコーヒー(カフェイン錠でもOK))とアスピリン(イブプロフェンとかでもOK)を飲めば効くはず。ただし、コーヒーは利尿作用が強いので、追加で水をがぶ飲みする必要もあり。2 炭酸水
ネタ元は2013年の論文(2)。くわしくは「「二日酔いにもっとも効く飲み物はスプライト!』じゃなくて炭酸水だった」にも書きましたが、酒と炭酸水を交互に飲むことで、なぜか二日酔いの根本原因であるアセトアルデヒドの分解が進むらしい。ちなみに、この研究では「二日酔いにハーブティーとか飲んじゃだめ!」と書いてあって、これもちょっと意外でおもしろい。ハーブティーはアセトアルデヒドの分解を遅くする作用があり、二日酔いが長引いちゃうだけなんだそうな。
3 ショウガ
ネタ元は2003年の論文(3)。「自然に乗り物酔いを克服する方法」にも書いたとおり、ショウガはめまいや吐き気を治す効果が高いので、二日酔いのイヤーな気分にも効いてくれます。二日酔いで気持ち悪くなったら、生のショウガを1〜2gほどかじればOK。ただし、二日酔いの原因を取り除いてくれるわけじゃないんで、他の対策法との組み合わせは必須。4 塩昆布
ネタ元は2013年の論文(4)。アルコールは体を脱水させる作用が高く、適度に電解質をとって行かないと体内の水分がどんどん減り、肝臓がアセトアルデヒドを代謝できなくなって二日酔いが悪化しちゃう。これを防ぐには塩分とカリウムが超大事なので、塩昆布をとれば2つがまとめて摂れていい感じです。カリウムはフルーツにも豊富なんで、バナナに塩をまぶして食べてもいいけど多分マズい。
5 アスパラガス
ネタ元は2009年の論文(5)。なんでも、アスパラガスにふくまれるアミノ酸が、アルコールの代謝スピードを上げてくれるんだそうな。ほかにも、過酸化水素を取り除いて長期のダメージを防いだり、肝臓を守ってくれる作用もあるようで、なかなかすごい。どれだけのアスパラを食べればいいのかはまだ不明なんですが、とりあえずは酒を飲む前と飲んだ後のタイミングで口にするのが重要とのこと。といっても茹でたアスパラを持ち歩くわけにもいなんでしょうから、粉末バージョンを持ち歩くのもありかもですねー。