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内向的な人がコーヒーには向いていない理由

Introverts coffee

  

最新のパーソナリティ心理学書Me, Myself, and Us」によれば、内向的な人間にはコーヒーは向いていないかもしんないらしい。

  

 

本書にいわく、

 

2杯のコーヒーを飲んだあと、外向的な人間は、割り当てられた課題をこなすスピードが上がったが、内向的な人は効率が落ちてしまった。この傾向は、課題の量が増えたり、締め切りのプレッシャーが大きくなるほど増大した。

 

内向人間にとっては、会議の前にコーヒーを飲むのは逆効果かもしれない。特に、その会議が、予算決定やデータ分析のための議論が必要だったりする場合はなおさらだ。一方で外向的な人間は、コーヒーを飲んだほうが、激しい会議に対処しやすくなる。

 

とのこと。この説のネタ元は1987年の研究(1)でして、なんでも外向型と内向型は大脳新皮質の構造が違っており、そのせいで外からの刺激に対するん反応も変わってしまうらしい。つまり、内向型は脳が興奮しやすいもんで、コーヒーを飲むと脳への刺激が適正なレベルを超えちゃうんだ、と。

 

 

実際、バリバリの内向型であるわたしも、コーヒーを2杯も飲むとソワソワしすぎてしまって、作業が手につかなくなっちゃう傾向がありまして、この説にはかなりうなずけるところです。

 

 

同書によれば、コーヒーのほかにも、騒音やストレスの多い環境も、内向型の人間には悪影響とのこと。内向型の人は、大事な会議や仕事の前は、そんなに刺激物を使ってはいけないわけですね。気をつけねば。

 

 

ちなみに、自分が内向型か外向型かわかんない方は、当ブロブで過去にご紹介したビッグファイブテストをお試しくださいませ。

 

 

credit: Michael Dales via FindCC


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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