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脳の健康状態は20秒の片足立ちでわかる

Yogatree

 

近ごろ京大から出た論文(1)によれば、片足立ちで脳の健康がわかるらしい。

  

 

これは、平均年齢67才の被験者を対象にした実験で、1,387人に片足立ちをしてもらい、その状態を何秒キープできるかを計測したそうな。その後で全員をMRIにかけたところ、片足立ちを20秒以上たもてなかった人は、脳に微細な出血が見つかった、と。

 

 

どうも、年をとると脳の毛細血管が少しずつふさがっていき、気づかないうちに認知症に近い症状が起きやすくなるんだそうな。その結果としてバランス感覚が悪くなり、片足で立てなくなっちゃうみたい。

 

 

研究者いわく、

 

この実験は、片足立ちでバランスを取る能力が、脳の健康を計る重要なテストとして使えることを明らかにした。片足立ちのバランスが悪い人は、脳の疾患や認知機能が衰えるリスクを抱えているので、より注意が必要だ。

 

とのこと。脳の毛細血管の状態は、加齢のほかにもタバコや栄養不足、ステロイド剤の服用なんかでも悪化しちゃいますんで、心当たりがある方は片足立ちをしてみちゃいかがでしょ。

 

 

credit: VIVOBAREFOOT via FindCC


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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