指の関節をポキポキ鳴らすと関節炎や変形の原因に!って正しいの?
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指の関節鳴らしについてのご質問をいただきました。
指の関節を鳴らすのが癖になっていて、無意識のうちに指をポキポキ鳴らしてしまいます。人からは関節炎になるとか指が曲がるとか言われるのですがどうしても治りません。これって本当に体に悪いんでしょうか?
とのこと。これは気になる方も多いかもですねー。
指ポキと関節炎は関係がなさそう
指ポキに関しては昔から研究例がありまして、まず参考になるのが2011年の論文(1)。200人を対象に指ポキの回数と関節炎について調べたところ、両者には関係がないとの結論であります。研究者いわく、
指ポキを長年にわたって続けても、1日に何度も指を鳴らしても、骨関節炎の発症とは関係がなかった。指ポキが癖になっていたとしても、骨関節炎のリスク要因にはならない。
とのこと。ひとまず指ポキで痛みが出たり、指が変形しちゃう可能性は少なそうっすね。
長期的には軟組織を痛める可能性はあるかも
ただし、ちょっと気になるのが1990年の論文(2)であります。300人を対象に指ポキの回数と関節炎について調べたんですが、関節炎こそ起きないものの、指ポキが癖になっている人ほど握力が弱い傾向があったとのこと。どうやら急に関節を曲げるせいでじん帯に傷がついちゃうのが原因らしい。
1992年には首ポキについて調べた研究(3)もあるんですが、こちらも関節鳴らしは軟組織を痛める可能性が高いとのこと。これはちょっと心配かも。
まとめ
以上の話をまとめますと、
- 基本的には指ポキを心配する必要はない
- 長年やり続けると軟組織が傷つくので、痛みが出たら止めたほうがよい
- 握力を落としたくない!という人も止めたほうがいいかも
ぐらいの感じ。わたしにとっては指ポキがストレス解消のひとつなんで、今後も気にせずやっていこうかと思っております。
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