「ジェイソン・ボーン」のためにマット・デイモンが実践したトレーニングがえげつない
映画「ジェイソン・ボーン」が公開になりましたが、相変わらずマット・デイモンの体づくりがいい感じです。
Source: YouTube
45才でこの体。 バッキバキですねー。
筋トレの負荷は意外と普通
マット・デイモンの体づくりを担当したのは、ジェイソン・ウォルシュって有名トレーナーさん(1)。「ジェイソン・ボーン」のためにどんなトレーニングをしたかを公開していて、これがいろいろ勉強になります。
- 腹筋100回
- プッシュアップ300回
- スクワット(50回)
- スクワットジャンプ(50回)
- 16kgのウェイトをつけてプルアップ
- 両手に60kgのダンベルを持ってブルガリアンスクワット
- スレッドプッシュ(113kg)
確かに、計120kgの負荷でブルガリアンスクワットとか凄いんだけど、ハリウッド超大作用のトレーニングとしては、そこまでハードなことはしてない印象。
まぁ、マット・デイモンは、3年前に公開された「エリジウム」でもバキバキの肉体を披露してたんで、これぐらいでも十分に体がデカくなるんだと思います。いわゆる「マッスルメモリー」が効いてる状態でして、とにかく今回は体脂肪を落とす作業を優先したんでしょう。
考えただけでも吐きそうなレベルの有酸素運動
いっぽうで有酸素運動はかなりハードでして、まずは朝起きて軽い食事をしたら、山の中を10キロのランニング。ちょっと休憩したら、続いてメタボリックスプリントをしたみたい。
メタボリックスプリントは、バーピーやスクワットをしてから50メートル全力ダッシュをくり返す方法のこと。実際にやってみるとわかりますが、2セットやっただけでも軽く死ねます。くわしいセット数なんかは公開されてないんですけど、とりあえずこれを1日中やってたみたい。
最新マシンでさらにカロリーを削る
その後もトレーニングは続きまして、昼過ぎからはベルサクライマーに移動。耳慣れないエクササイズですが、こんな感じのマシンなんだそうな(左がマット・デイモン)。
ウォルシュさんいわく「30分で1,400メートル分の崖をのぼるのと同じ運動量をこなした」んだそうな。なんだかピンと来ない数字ですが、こんなトレーニングを30分もやるのは考えただけでも吐きそうな気が…。
ちなみに、 ベルサクライマーに関しては、ワシントン州立大がまじめにリサーチを進めててて、いまんとこ「ランニング系のインターバルトレーニングよりもエクササイズ効率がいい!」って結論が出てるそうな(1)。見るからにハードな全身運動なんで、確かに効果は高そうな気がしますな。
最終的には食事も水分も減らす
さらに追加のポイントとしては、
- 1日の食事は2,000kcalまで
- 撮影中は水分を極端に減らす
みたいな感じ。水分を減らすのは筋肉の筋を目立たせるためで、フィットネスモデルが撮影直前によく使うテクですね。うーん大変。
というわけで、ざっくりマット・デイモンのトレーニングを見てみましたが、完全に素人がマネすると健康に害が出るレベル。ストレスホルモンの量がハンパじゃないはずなんで、激しく老化が進みそうであります。
ただし、メタボリックスプリントとベルサクライマーはいかにも効率が良さそうで、個人的にも試してみたい感じではあります。どこかベルサクライマーができるとこないかしら。