歩くだけでも頭は良くなるんだから歩かない理由がないですな
ウォーキングでどこまで頭は良くなるか?
「パレオダイエットの教科書」では「健康になりたかったらウォーキングやで!」って話に、そこそこページを割いております。なんせ、昔から当ブログではウォーキング最強説を唱えてますので。
ただし、そこでページの都合で入れられなかったのが「ウォーキングは脳にもええんやで!」みたいなネタ。運動で頭が良くなるって話はもはや常識ですけども、近年では「歩くだけでも十分に脳のいろんな機能がアップするんじゃない?」ってデータが多いんですよねー。
ってことで、そのへんの話をざっくりとまとめておきます。皆さまのウォーキングライフの一助になれば幸いです。
1.1日40分のウォーキングで脳のパフォーマンスあがる
ネタ元はイリノイ大学の実験(1)。65人の男女に対して1年間のウォーキングをしてもらったんですな。ポイントとしては、
- 1日40分のウォーキングを週3のペースで行う
- 自分がラクだと感じるぐらいのスピードで歩けばOK
って感じ。そのうえで全員の脳をfMRIにかけたところ、脳の神経回路がガッツリと増えてたんだそうな。
研究者いわく、
DMNの連絡が良くなれば、認知タスクのパフォーマンスも上がる。特にプランニング、スケジューリング、ワーキングメモリ、マルチタスクなどだ。
とのこと。週3のウォーキングでOKってのは、ラクでいいですね。
2.5〜16分のウォーキングで創造性もあがる
ネタ元はスタンフォード大学の実験(2)。176人の学生を半分にわけて、
- 5〜16分ほど歩きながら創造性テストをしてもらう
- イスに座ったまま創造性テストをしてもらう
って調査を行ったんですね。すると、驚いたことに歩いきながら考えた学生は、斬新なアイデアを思いつく確率が60%も高かったんだとか。この違いは凄まじいっすね。
3.ちょい速めのウォーキングでワーキングメモリが向上
ネタ元はマックス・プランク研究所の実験(3)。32人の男女に時速2.5〜3.73キロのスピードで歩きつつ、「N-Back課題」(ワーキングメモリの性能を測るテスト)をやってもらったところ、
- 速いスピードで歩いた参加者ほど点数がアップ!
って結果だったんですな。ちなみに、ワーキングメモリが上がると何がいいのかについては、「勉強や仕事に役立つワーキングメモリアップ系のサプリ」なんかをご参照ください。
まとめ
というわけで、ウォーキングの脳力アップ効果についてでした。いずれも追試は必要でしょうが、とにかくウォーキングぐらいの軽い運動量でもちゃんと頭は良くなるってのはほぼ間違いなさそう。まだ具体的な目安はないものの、1日30分を目標に歩けばいいんじゃないかと思いますねー。