「このアンチエイジング法がすごい! ベスト10」2016年版
2016年も終わりですが、今年も「長生きするには?」や「見た目を若く保つには?」といったテーマについて、いろいろと進展がございました。というわけで、今年に出た「アンチエイジング&長寿」系のデータから、それぞれ精度が高そうな順番に並べていきます。
1.食物繊維を増やす
年始ぐらいに「食物繊維を10g増やすごとに死亡率が11%下がる!」っていうメタ分析が出まして、あらためて「食物繊維はアンチエイジングの肝!」という事実を痛感させられました。このほかにも、「食物繊維を増やすと生活の幸福度が上がる」ってデータもありまして、もはや摂らない理由がないレベルに。
2.レスベラトロール
レスベラトロールも昔から定評のある成分ですけど、秋ごろにいい感じのメタ分析が出まして、体の代謝を高める効果は間違いなし!って結果が出ております。ちなみに、私はいまは別のサプリの効果を確認するために、レスベラトロールは休止中だったりします。が、メタ分析で効果が認められたサプリは少ないので、2017年にはスタメンサプリにもどるかも。
3.太陽の光を避けない
太陽の光を浴びるのはパレオダイエットの基本なんですけど、およそ3万人分のデータを分析したら「太陽を避けるとタバコと同じレベルで寿命が縮む」って結果が出たりしてました。特に冬場は太陽が不足しがちなんで、ぜひ積極的に浴びてくださいませ。
4.「自分は若い!」と信じる
とかく若作りがバカにされがちな昨今ではありますが、10,000人分の健康データを分析したら、「自分は若いと思ってる人は本当に体が若くなる!」って結果が出ておりました。過去のハーバードの実験でも「若作りは大事だよ!」って結論でして、ぜひ皆さまもガンガン若ぶっていただければと。
5.信心を持つ
昔から、宗教を信じている人は長生きな傾向があると言われてきたんですが、ハーバードが75,000人のデータを分析したら、週一で教会に通ってる人は早期死亡率が33%も下がってたとか。宗教を信じている人は地域のコミュニティとの関係がいいので、自然と寿命が伸びていくんだそうな。要は人間関係が大事って話なので、私のように信心が薄い人は、とりあえず友人を大事にしてくださいませ。
6.自然が多い場所で暮らす
自然にリラックス効果があるのは有名ですが、約11万人のデータを分析したら、自然の近くで暮らす人は都市部の住人にくらべて13%も発がん率が低いって結果が出たんですな。その理由はいろいろありますけど、なかでも影響が大きいのは「メンタルヘルスの改善効果」とのこと。都会で暮らしている人は、せめてたまに森林浴に出かけるのがよさそうっすね。
7.金の心配をしない
個人的に好きなのが、このブランダイス大学の論文。200名の男女の顔写真とストレスレベルを調べたら、「お金の問題で悩んでいる人ほど見た目が老ける!」って結論が出たという。多くの人にとって、いかにお金こそが人生で一番のストレスになってるかがわかりますねぇ。まぁ「金の心配をするな」といっても、そう簡単には行きませんけど…。
8.楽観的になる
ハーバード大が約7万人の女性を調べたら、「未来は良くなる!」と考えている人は、なぜか9%も長生きできるって結果が出たという。その原因はいまんとこ不明ですけども、個人的には「楽観性によって免疫系が改善する」って説が気に入っております。ぜひ皆さまも、未来は楽観的にとらえていただければと。
9.小説を読む
読書好きにうれしいのが、イェール大学から出た論文。約3500人の男女を調べたら、1日30分の読書で2年も寿命が伸びるって傾向がみられたとか。なんでも、小説を読むと脳の共感エリアが鍛えられるんで、人生を生き延びやすくなるんだそうな。すごいっすねぇ。
10.忍耐力をつける
約1200人の性格と遺伝子を調べたら、忍耐力がある人ほどテロメア(老化の指標)が長いことがわかったよー、というお話。このデータをもとに、研究者は「がまん強さを鍛えれば長生きができるのかも」と推測しております。まぁ、これはまだ因果関係がよくわからないので、あくまで知識のひとつとして知っとくといいかも。