アメリカ皮膚科学会式「自分を変える最強のスキンケア」
結局ベストなスキンケアとは?
適当なタイトルの付け方ですみません(笑)。40代になってから「どんなスキンケアしてるんです?」みたいなご質問をいただいたくことが増えたんで、軽く書いてみます。といっても、過去に紹介したこととあんま変わってないんですが、一連の手順をまとめとこうかと。
私のスキンケアの元ネタはシンプルで、基本的にはアメリカ皮膚科学会とJCIの2012年論文(1)です。アメリカ皮膚学会の見解については以前に書いたエントリをご参照ください。
で、もうひとつの2012年論文ってのは、スローンケタリング癌センターのお偉いさんが書いたもの。キッチリした臨床実験ではなくて、著者が知り合いの有名な皮膚学者に話を聞きまくって、「ベストなスキンケアとはなにか?」って問題について調べたエッセイのような内容になっております。
日焼け止め!ワセリン!レチノール!
その点でエビデンスのレベルは低いんですけど、結論にいたるまでの参照文献はキッチリしているので安心。フェイシャルマッサージや高級スキンケア商品などの効果をチェックしていき、その大半を「ムダでしょ!」とバッサリ切り捨てていった結果、なにが残ったかと言いますと、
結論:日焼け止め、ワセリン、レチノイドを使おう!その他の美顔テクニックで迷ったりしないこと!刺激物を肌に塗るなんでもってのほか!見た目がいいだけの高価な商品に惑わされないで!
とのこと。基本はアメリカ皮膚科学会の見解と同じで、日焼け止めと保湿に気を配ればOK。そこにレチノール系の商品をくわえればシワ対策もバッチリだよね!という話であります。異論もありましょうが、このあたりが今の皮膚科学のコンセンサスじゃないでしょうか。
最強のスキンケアルーチン
以上の話をふまえたうえで、私のスキンケアルーチンはこんな感じです。
1.とりあえず風呂上がりのワセリン
そんなわけで、まずは保湿のためのワセリンです。使い方は簡単で、皿を洗った後や手を洗ったあと、風呂に入った後など、とにかく肌に水を濡らした直後にワセリンを塗りたくるだけ。いわゆるガッテン塗りです。
保湿の基本は、水分の上から油で肌を覆っちゃうことだけなんで、これだけでスキンケアの6割は終了。夏場はココナッツオイル系の「デザートエッセンス」を使ってましたが、冬場は固まっちゃうのでおとなしくワセリンを使ってます。
いま使っているのは大洋製薬のワセリンHGで、なんと100gで400円以下という衝撃のコスパ。こいつを使い出してから、とりあえず冬場に足の皮膚が粉をふくことはなくなりました。ありがたいことです。
また、この時期はいつもアゴの下にブツブツができてたんですが、こちらもキレイに消滅。こんな単純なことでよかったのか…。
なんの愛想もないラベルが男らしくて素晴らしいですが、女性は嫌かもしれませんね(笑)。もちろん、ワセリンじゃなくてもニベアや馬油とかでも構いません。「こんな安物で大丈夫かな…」とか悩まないのが大事。
2.外出時の日焼け止め
冬場はほとんど家から出ないんですけど、長い時間外に出なきゃなんないときは日焼け止めが必須。日焼け止めについては、相変わらず安心のブランド「バジャーカンパニー」の商品を使っております。
こちらは広域スペクトラム&SPF30ってことで、アメリカ皮膚学会の基準にも当てはまっていい感じです。
3.たまーにレチノール
最後に大事なのがレチノール。若い人には不要だと思いますが、小じわが気になってきたらそれなりに有効であります。レチノールの科学的なデータについては、「レチノールクリームで本当に顔のシワは減るの?」をどーぞ。
で、私が使っているのは以前にも紹介した「レチノール」のロールオン。といっても、まだ個人的にはシワに悩むレベルでもないんで、週2回ぐらいのペースでちょこちょこ塗ってるぐらいです。
ちなみに、レチノールは効果が認められているぶんだけ肌への刺激が強いんで、ちょっとでも肌がはがれたりしたら、いったん休止期間を置くことをオススメします。 保湿や日焼け止めとくらべて、やや扱いが難しい商品ではありますね。
まとめ
そんなわけで、いまの私のスキンケアはこれぐらい。使う商品は変わっていくかもですが、基本の路線は今後も同じでしょうね。
もちろん、本気で美肌を追求しようと思ったら、このほかにも腸内細菌やポリフェノールが大事なんで、そのあたりもご注意ください。とりあえず、外側からできることはこれぐらいですよーってことで。