パッと見でわかる「長生きしそうな人」の7つの特徴
エバーノートを整理してたら「長生きしやすい人の特徴」に関する文献がたまってましたんで、ちょっとまとめておこうかなーと思いまして。といっても、「女性のほうが長生き!」とか「タバコを吸わない!」みたいなのは常識なので、それ以外の要素をいくつか。
「長生きしやすそうな人」の7つの特徴
1.自分で「俺は健康だ!」と思ってる
ネタ元は2016年の論文(1)。6,023人の男女を29年にわたって追跡調査したら、
- 「俺は健康だ!」と主観で思っている
- 脳の処理スピード
の2つを満たした人は100才を超えやすかったんだそうな。主観的な健康が大事ってのは当たり前のようですが、なにせ「タバコを吸ってるかどうか」よりも長寿を予測しやすいというから驚きであります。
また、「脳の処理スピードと長寿」についてですが、研究者いわく、
脳の処理スピードが速いと長生きできるわけではなく、健康的な人は自然と脳の処理スピードが速くなるのだと思われる。
とのこと。とにかく、自分で「俺は健康だなー」と思えるレベルの暮らしをするのが大事ってことですな。
2.なにせ見た目が若い
昔から「見た目が若い人は長生き」と言われますけど、これはデータでもハッキリ出てたりします。例えば2012年論文(2)では、80代のご老人292名を調べたところ、「見た目が若い!」と採点された人ほど、その後7年の死亡率が低かったそうな。
見た目と長生きの関連は、ここ数年のデータで一貫してるんでほぼ間違いなさげ。まぁ健康状態がいい人は肌の血色もいいし、シワも増えにくいですからね。
3.30代のころに太っていなかった
ネタ元は2007年の論文(3)。100才超えのご長寿さん230人と、平均寿命で亡くなった方々のライフスタイルの差を調べたもの。その結果、「30代のころに太ってなかった」人たちは長生きの確率が100〜200%もあがったそうな。
30代の前半でブクブクだった私には、なかなかツラいデータになっておりますねぇ。まぁ、30代でライフスタイルが乱れると、その後まで悪影響が出やすいってことだ思うので、これから挽回していきたいところ。
4.チビ
これは「なぜ背が高い人ほど早く死にやすいのか?」で書いたとおり。どうも、いろんな統計を見てますと、背が高い人ひど病気の発症率が高いらしいんですな。
これは、背が高い人は、チビの人よりも成長ホルモンが出ているため、癌の進行を速めるから?とか言われてますが、よくわかっておりません。いずれにせよ、私のようなチビっ子のほうが長生き面では有利。モテの面では不利ですが(笑)
5.握力が強い
これは「ヒトの死亡率は握手の力強さにあらわれる」で書いたとおり。過去のいろんな調査では、一貫して「握力が強い人は長生き!」って傾向がハッキリ出てるんですよね。なにせ、血圧を計るよりも握力を計ったほうが、その後の寿命を正確に判断できると言うから凄いもんです。
ランセットに出たデータ(4)だと、握力が5kg下がるごとに全死亡率が17%高まるとか。すごいもんですなぁ。こういった現象が起きる理由はよくわからんのですが、とにかくヒトの健康レベルは握力に出ると知っとくとよさげ。
6.なんせ歩くのが速い
ネタ元は2013年論文(5)。39,000人の男女を調べたところ、いつもの歩行スピードで1.6キロを進むのに24分以上かかる人は、総死亡率1.8%、認知症が6.6%上がることがわかったんだとか。
ちなみに、脚力は「脳の働き」とも連動してることがわかってまして、筋トレが嫌いな人でも、とりあえずスクワットぐらいはやっとくといいかも。
7.とにかくマッチョ
ネタ元は2014年の論文(6)。55〜65才の男女3,659人を調べてところ、筋肉量が多い人ほど全死亡率が低かったとか。これは、筋肉が日常の運動量を表す指標なのはもちろん、長生きに役立つタンパク質や代謝物を生み出すからだと考えられております(7)。
また、筋肉は体のダメージを補修する際にも必須で、年を取ってからマッチョな人ほどケガや骨折からの復帰が早いそうな。とりあえず年を取っても筋トレですな。
まとめ
というわけで、長生きしそうな人の特徴でした。とりあえず、見た目が若くてチビでマッチョで速く歩いてる人は、長生きしやすいと申せましょう。私は「30代のころに太っていなかった」以外はクリアしてるので、今後もこのペースで行きたいもんです。