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今週半ばの小ネタ:緑地と早死にリスク、太った人は不利な扱いを受けやすい?、歩き方と性格

Summary


ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく興味深い論文を紹介するコーナーです。
  

 

 

家の近所に緑地があると早死にのリスクが下がる

 

自然が体にいい!ってのは「最高の体調」でもさんざん強調したポイントではありますが、近ごろ過去最大級のデータ(R)が出ましたんでメモっときます。

 

 

これはWHOなどによるメタ分析で、アメリカや中国などの世界7カ国で行われた観察研究から質が高めな9件を選び、8,324,652 人分のデータを処理したもの。「都市部に緑地があるとどれだけ健康にいいのか?」ってポイントを調べていて、5年から22年ぐらいの範囲で長期の影響を追っかけたデータを取り扱ってます。過去にも「緑地でストレス減少!」とか「自然の近くに住むとメタボが改善!」みたいなデータはあったものの、確かにこれだけの規模の研究はなかったので、貴重でよろしいのではないでしょうか。

 

 

で、ここから得られた結果をまとめてみますと、

 

  • いま住んでる家の近くに緑が増えると、早死にのリスクが有意に減る
  • さらに具体的には、家の周囲500m圏内のNDVI(植物の分布などを示す指標)が0.1ポイント増えるごとに早死にのリスクは4%減る

 

って感じでかなり細かい数値が出てました。自然の効果についてはこれまでも散々言われてきたので驚きはないものの、過去最大級の調査で全死亡率の低下が確認されたのは非常に良いことではないでしょうか。

 

 

 

太った人は不利な扱いを受けやすいのでは?問題

 

ボディイメージの重要性はつとに知られるところで、自分の体型に満足してるかどうかは意外なほど当人の幸福度を左右することが知られております。

 

 

でもって、さらに最近の研究(R)でも「太った人は不利な扱いを受けやすい!」みたいな結論になっていて、ボディイメージの暗黒面があらためて強調されてたりしました。これはカニシアス大学などの実験で、ニューヨークの学校から133人の教師を集め、11歳の子供が書いたエッセイを読んでもらったんだそうな。

 

その際、参加者にはエッセイが2パターンで配布されまして、

 

  1. このエッセイは健康的な体型の生徒が書いたんですよーと伝えて、その生徒の写真を見せる
  2. このエッセイは太り気味の生徒が書いたんですよーと伝えて、その生徒の写真を見せる

 

といった感じに分けたうえでエッセイの質を採点するように指示したらしい(ちなみに、ここで使われた写真はどちらのグループにも同じ女子生徒の画像を見せたが、片方だけはデジタル処理で太ったように見せかけている)。

 

 

すると、結果にはハッキリした違いが現れまして、「このエッセイは太り気味な生徒が書いた」と言われた場合は、「健康体型の生徒が書いた」と言われたときよりも全体的にエッセイの質が低いと判断されやすかったらしいんですよ。うーん、切ない。

 

 

この結果についてチームは「教師にも体重に関するバイアスが存在するのだ」と考えてまして、おそらく太った人への偏見が判断を歪ませているのだろう、と。なかなかヒドい話ですが、似たような偏見は日本にもありそうでして、対処は難しいよなぁとか思うわけです。

 

 

 

歩くときに「どこの動きが目立つか?」で人の性格はわかる?

 

人間の性格は歩き方に現れる」ってのはよく言われることですが、新たに「ふんぞり返って歩く人は攻撃性が高い」という「そりゃそうでしょうなぁ」みたいなデータ(R)が出ておりました。

 

 

これは29人を対象にしたテストで、どんな内容だったかと言いますと、

 

  1. みんなをトレッドミルで歩いてもらって、その動きをモーションキャプチャする
  2. みんなの歩き方と性格テストの結果をくらべる

 

みたいになってます。それで何がわかったかと言いますと、

 

  • 歩く際に肩と尻の動きが目立つ人(いわゆる昔のヤクザ映画のキャラみたいな歩き方)は攻撃性が高い
  • 歩く際に骨盤の動きだけが目立つ人(モデル歩きみたいなイメージ)は、外向性か強調性が高い
  • 全体的に目立った歩き方をしない人は誠実性が高い

 

だったそうで、あくまで小規模な実験ではありますが、全体的には「なんかありそうだなー」と思わせる内容になってますね。


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