耳から迷走神経を刺激すると学習のスピードが2倍になるかもだ!みたいな実験の話
こないだ、ブロマガの方で「迷走神経ハッキング完全ガイド」ってのを書いたんですよ。迷走神経ってのは脳からお腹までに広がる感覚・運動神経で、ストレス対策に欠かせない副交感神経に大きく関わっております。つまり、すごーく雑にまとめると、
- ストレス対策に超大事!
ということです。もちろん、そのほかにも炎症の軽減とか消化不良の緩和とかいろんなメリットが言われますが、とりあえず強いメンタルを作るのに欠かせないんだなーと思っていただければ。
で、迷走神経を刺激する方法については「ハッキング完全ガイド」にまとめたんですけど、新たにピッツバーグ大学などが行った調査(R)では、
- 耳から迷走神経を刺激できる!
- しかも、その刺激によって勉強の効率が上がる!
みたいな話になっていてかなり燃える感じでした。
ここで使われたのは「tVNS」ってデバイスで、↓みたいな耳つぼ系のマシンを使います。
というといかにも怪しそうですけど、迷走神経が耳から刺激できるって話はわりと昔からありまして、いくつかの研究(R)でストレス解消の効果が確認されてたりするんですよ。まだまだ発展途上の技術ではあるんですけど、決してトンデモではないわけっすね。
で、今回の実験では36人の男女を集めて、みんなに「北京語の音程の変化を識別するトレーニングをしてね!」と指示。と同時に、全体の半分にtVNSを使ってもらい、残り半分にはニセのtVNSを使ってもらったんだそうな。
すると、両グループにはハッキリした違いが確認されまして、
- tVNSを使った人は、2倍の速さで北京語の音程を学習した!
って感じだったそうな。こらまたすごい差が出たもんですな。
研究チームいわく、
今回の研究は、人体に傷を与えない迷走神経の刺激が、言語学習のような複雑な認知スキルを向上させることができることを初めて実証した。
末梢神経の刺激によって言語学習が容易なるという事実は、幅広い範囲の認知パフォーマンスを向上させる可能性を開く。
とのこと。ただし、現時点では迷走神経の刺激で学習が進む理由は全くわかってないんですが、チームは「迷走神経は脳につながってるから十分に可能性はあるのでは?」と考えておられる模様。まだはっきりした話ではないものの、なかなか見込みがありそうでいいんじゃないでしょうか。