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ランニングのしすぎは運動不足と同じぐらい死亡率を高める

Th running

  

かねてから「ランニングはダイエットに悪影響なんじゃない?」と考えている当ブログ。今度は「ランニングで寿命が縮まる」っててデータ(1)が出てきまして、海外のエクササイズ界に衝撃が走っております。

  

 

これは米国心臓学会の専門誌に出た論文で、5,048人のデンマーク人を対象にしたもの。定期的にランニングをしている人と、普段まったく運動をしない人のデータを、12年のスパンでくらべてみたんですね。

 

 

その結果、

 

  • 週に1〜2.4時間のランニングがもっとも死亡率は低い
  • 週に3回以上ランニングをすると死亡率が上がる
  • 時速8キロ以上で走り続けると死亡率は上がる

 

って傾向が見られたとか。この限界よりもハイペースで走ると、何も運動していない人よりも死亡率が高くなっちゃうんだそうで、まことに恐ろしい話です。平均的なランナーでも、時速8キロぐらいだと余裕で超えちゃうレベルですもんねぇ。

 

 

研究者いわく、

 

健康を保つために必要な運動の量には上限がある。(中略)激しい運動を数十年にわたって続けた場合、心肺機能に悪影響が起きかねない。

 

もし長生きや健康の維持が目的なら、ゆるやかなペースで週に2〜3回のジョギングを行うのがオススメだ。それ以上の運動は不要なばかりか、悪影響のほうが大きくなる。

 

とのこと。以上の話をまとめますと、

 

  1. 時速8キロ以上のハードなランニングは寿命をちぢめる
  2. 時速7キロ以下のスロージョギングは寿命を伸ばす
  3. 毎日走ってはいけない

 

といったところ。要はやりすぎもやらなすぎもダメってシンプルな話ですね。狩猟採集民たちが長時間の早歩きで健康を保っていることからも、わりと納得できる話でありました。

 

 

ほかにも、ランニングは虫歯と関連があったり、アレルギーの原因になったりと、さまざまな悪影響が指摘されております。ついがんばって運動しすぎちゃうような方は、ぜひご注意くださいませ。 

 

 


credit: jacsonquerubin via FindCC

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