「尻の下あたりを押せば腰痛が治る!」は本当か?
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/01/blog-post_16.html
はてなブックマークで「尻の下あたりを押すと腰痛が治る!」って記事を見かけました。
腰痛持ちの奴、小殿筋押してみろ世界が変わるぞ : VIPワイドガイド
方法は簡単で、お尻の奥にある小殿筋という筋肉を強く押すだけ。
横向きに寝る
腰骨の出っ張り(上前腸骨棘という)からケツ方向に向かって斜め下3センチくらいのところ 親指とかで思い切り押すとつま先まで電気が走るところがあるから我慢して足の力抜きつつしばらく圧迫する。
小殿筋の位置は、具体的には以下のあたりです。
で、この方法が本当に効くのか?って話ですが、結論から言えばアリだと思います。
この方法は、トリガーポイント療法と呼ばれるテクニックでして、筋硬結(筋繊維が硬くなった状態)をマッサージでほぐすことで痛みが減るというもの。当ブログでよく参照している『腰痛診療についてのガイドライン』(2004年、ヨーロッパ版)でも、効果のある手法として取り上げられておりまして、坐骨神経痛に悩んでいる人た十分に試す価値があります。
ただし、上で紹介した記事のように指で押すのは難しいので、以下の動画の要領でテニスボールぐらいの硬さのもので小殿筋を圧迫するとラクでいいですよ。
トリガーポイント治療についてさらに知りたいときは、「トリガーポイントブロックで腰痛は治る!」「腰痛は脳の勘違いだった」「誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方」あたりがわかりやすくてオススメです。
関連商品