朝食に1個のタマゴを食べるだけでも炎症が減ってアンチエイジングに効く!
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/06/1_12.html
かつての常識とは異なり、「タマゴは積極的に食べよう!」って風潮ができつつある昨今。とくに近ごろは「コレステロールが高い食事に問題はない!」って考え方が普通になりまして、いよいよタマゴに対する恐怖感はなくなりつつある感じ。
で、ちょっと前にも「朝食にタマゴを食べると体重が減る」なんて話があったんですが、今度は新しく「朝にタマゴを食べると炎症が減る!」ってデータが出ておりました(1)。
これは糖尿の気がある男女(HbA1cが<9%ぐらい) 29名を対象にした実験で、全員を2つのグループにわけたうえで、
- 1個のタマゴをふくむ朝食
- オートミール40gの朝食
を5週間ほど続けてもらったんですね。 もちろん、両グループのカロリーは同じレベルに調整されております。
すると、タマゴを食べた参加者は、
- 体内の細胞が壊れたときに出るALTの量が下がった
- 関節炎や糖尿病に関わるTNFの数値が下がった
といった結果が出た模様。どちらも、体内の炎症を引き起こす重要な物質であります。言うまでもなく、慢性炎症は老化の大きな原因の1つですから、タマゴは優秀なアンチエイジングフードといって良さそう。1日1個でも十分な結果が出るみたいですしね。
ちなみに、この実験でおもしろいのが、炎症レベルは確実に下がったにもかかわらず、全員のインスリン抵抗性、HbA1c、酸化LDLなどは改善していなかったところ。どうやらいったん炎症レベルが下がったとしても、そう簡単には良い影響が広がるわけじゃないみたい。やっぱ普段から炎症を起こさないように注意しとかないといかんですねぇ。