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よくわからんが何故か効く。脳をダマして食欲をおさえる心理テク9選

Eating

 よく「食欲をおさえる方法」について書いている当ブログ。あくまでも「食事報酬を下げる」か「パレオダイエットで自然に食欲を減らす」のが王道かと思いますが、一時的にでも脳をダマして手軽に食欲をおさえてみるのも手ではあります。


そんなわけで、過去に紹介してきた「脳をダマして食欲をおさえる心理テク」を以下にまとめときます。




1・テトリスで遊ぶ
テトリスで3分遊ぶだけで24%も食欲が減った!という論文。にわかに信じがたい話ですが、要は一時的に集中力をそらして食欲の波が去っていくのを待つって理屈でして、そんなにヘンな説でもなかったりします。


2・おでこを叩く

タフツ大学のダイエット専門家がオススメする方法で、どうしてもお菓子を食べたくなったら、おでこをトントンと軽く叩くだけ。一時的にワーキングメモリの気をそらすことで、食欲の波が去るまでガマンしやすくなるんだそうな。


3・インスタグラムで美味そうな料理の写真を見まくる 

これは ブリガムヤング大学の研究で、インスタグラムやGoogleの画像検索などを使い、美味そうな料理の画像を死ぬほど大量に見まくると、逆に食欲が減ることがわかったとか。2〜3枚の画像だと食欲がアップしちゃうんだけど、あまりに大量だと脳が食事に飽きちゃうらしい。


4・15分だけ早歩きをする

インスブルック大学の実験で、15分ほど早歩きをするだけで、97%の女性に食欲を抑える効果が出たとか(男性は67%)。その理由はよくわからんのですが、研究者は「エクササイズで気分が良くなって、ストレス性の食べ過ぎがおさまる」って説を提唱しております。



5・朝にタンパク質が豊富な食事をとる

ニュートリション・ジャーナルに出た論文で、朝に高タンパクな食事をとれば、その日は砂糖や脂肪が欲しくなくなることが確認されたとか。もともとプロテインは腹持ちがいい成分として有名で、食欲を減らす効果が認められているんですよね。



6・壊れたテレビのチカチカ画面を見る

2010年に出た実験で、壊れたテレビようなチカチカ画面を見ることで食欲が減るというもの。その原理は上の「テトリスで遊ぶ」と同じで、一時的に集中力をチカチカ画面にそらし、食欲の波が去るのを待ちやすくしております。


7・小さい皿をたくさん使い、ワンプレートを避ける

食欲コントロールの研究で有名なブライアン・ワンシンク教授がおすすめする方法。皿を小さくするだけでも、かなり総摂取カロリーは減らせる。


8・テーブルの上に鏡を置く

食卓の上に鏡を起き、自分の顔が見えるようにしておくと、健康的な食事を選び、総摂取カロリーも減るようになる。自分を客観的に見ることで、自意識がアップするのが原因なんだそうな。


9・できるだけ午後にパソコンやスマホを使わない
 11〜18才の若者を対象にした研究によれば、午後にパソコンやスマホを使う頻度が高い人ほど体重が重い傾向が高かったんだそうな。バックライトから出るブルーライトが睡眠ホルモンの分泌を減らし、その結果、脳に異常が起きて食欲が異常に増えちゃうのが原因らしい。


photo credit: daniellehelm via photopin cc
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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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