どんな専門家でも99%は賛成するだろう健康法
世の中には無数の健康法がありますが、なかなか専門家の間でも意見が一致するケースは少ないもの。
例えば、わたしが実践しているパレオダイエットにも「科学的根拠がない」って批判があったりしますし、近ごろはすっかり悪者になりつつある砂糖にすら「それは誤解だ」なんて意見が存在しますからね。
そんなわけで、ここではどんな専門家でも99%は賛成するであろう健康法だけを並べてみることに。 100%じゃないのは、「空気と水以外は体に悪い」と主張する人もいるからです(笑)。
オメガ3脂肪酸を摂る
オメガ3の重要性を否定する専門家はいないはず。オメガ3が足りないと全身に炎症が起きるし血液はドロドロになるしでいいことなし[1][2]。逆に積極的に摂ると、脳の機能はアップするし、鬱状態も改善するし、痴呆のリスクも減っちゃう[3][4]。
ただし、オメガ3をサプリメントで摂るのがいいかどうかは、まだ議論がわかれるところ。週に400グラムの魚を食べればサプリを飲む必要はないし、魚油のサプリで逆に寿命を縮むって話もあるので、そこらへんは注意が必要かも。
トランス脂肪酸は食べない
トランス脂肪酸は、加工食品に多くふくまれる成分。悪玉コレステロールを増やす働きがありまして、肥満と炎症の原因になるし、最近は糖尿病を引き起こすこともわかっております[5][6][7]。
とりあえず、成分表に水素添加と書いてある食品(マーガリンとかショートニングとか)や、キャノーラ油のような植物油は避けるのが無難。飽和脂肪酸の害についてはいまだ議論があるものの、トランス脂肪酸が体に悪いことを否定する専門家はまず見たことがないですねぇ。
加工食品も食べない
加工食品は体にいい!と言う人はさすがに皆無。添加物がホルモンバランスを崩すのはもちろん、上であげたトランス脂肪酸をふくむ商品が多め。さらには、未加工の食品よりも食欲をアップさせて肥満の原因になることも知られております[8][9][10]。
緑茶を飲む
多分、科学的に「健康にいい!」って証拠が一番多いのが緑茶。酸化を防いでアンチエイジングに役立つで、心臓病やガンの予防にも効く[11][12]。さらには代謝をよくしてダイエットにも効果があるのは、以前にも「痩せたいなら、1日に緑茶を10杯がぶ飲みだ!」に書いたとおりであります。
難点としては、緑茶にふくまれるタンニンが鉄分の吸収をブロックするんで、「50歳を超えても30代に見える生き方」で有名な南雲吉則さんとかはお茶に否定的。なんだけど、実は動物の肉からとれるヘム鉄はタンニンの影響を受けないので、ベジタリアンでもなければ、そんなに心配する必要もないと思われます。
オリーブオイルを使う
アマニ油とかココナッツオイルとか、体にいいと言われる油は数多いですが、なかでも科学的な証拠が多いのがオリーブオイル。抗酸化作用は強いし[13]、代謝機能もアップしてくれるし[1]、炎症を防いで若さを保つ効果も大きい[14]。
ただし、オリーブオイルには添加物で水増しした粗悪品が多いので、買うんならちょっと高めのエキストラヴァージンオリーブオイルを選ぶのがよいかと思います。
精製された炭水化物は控えめに
低炭水化物は体に悪い!って議論はあっても、精製された炭水化物を大量に食べよう!と薦める人はいないはず。言わずもがな、精製された炭水化物(パンとかパスタとか)は血糖値とインシュリンのレベルを上げまくって、肥満と糖尿病につながっちゃう[15][16]。
まとめ
そんなわけで、たぶんどんな専門家でも99%は賛成するだろう健康法をあげてみました。他にも「野菜を食べる」とか「食べ過ぎない」とかもありますが、あまりにも当たり前なので止めておきました。他にもありそうな気がするので、なんか思いついたら追加するかも。