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レスベラトロール配合の美容クリームは本当に肌に効くのか?


以前に「赤ワインのレスベラトロールは意外と本当に効果があるっぽい」って話を書きましたが、近ごろはレスベラトロール入りのクリームなんて商品があるそうで。

 



その名のとおりレスベラトロールを配合した美容クリームでして、シワや肌のくすみを減らす効果があるんだとか。ただし、個人的にこの手のクリームには、つい疑いの目で見ちゃうところがありまして、たいていは分子量が大きすぎて有効成分が肌から吸収されなかったりするんですよね。そのせいで、最終的にはニベアが最強って結論に落ち着くのがいつものパターン(笑)。

 

 

で、いちおう過去の論文を見てみたところ、2005年のマウス実験で「レスベラトロール入りのクリームが紫外線をふせいだ!」って結果が出てました。なんでも、レスベラトロールが肌に軽度のストレスを与えて、細胞のミトコンドリアを活性化している可能性があるんだとか。うーん、これなら有効成分が肌から吸収されなくてもいい……のか?

 

 

もう1つ、2011年にはヒトに対して行われた研究がありまして、60日にわたってレスベラトロールのクリームを使ったところ、ニキビやキズ跡が半分に減ったそうだ。本当ならすごい結果ですが、これは比較対象がない甘めの研究でして、どこまで信じていいかは難しいところ。

 

 

ほかにもいろいろ見てみましたけど、どうもレスベラトロールが肌から吸収されて真皮までとどくことを証明したデータはまだない模様。結論としては、そこらへんの怪しい高級クリームよりは期待できそうですが、実際の効果はまだわからないといったところでしょうか。どなたか青田買いで実験してみてください。


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