瞑想だけでなく「お笑い」でも脳はゾーンに入れる
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小池龍之介さんとかスマナサーラ長老とか、原始仏教の本を読んでいると「お笑い番組を見るのは良くない」とか書いてあったりして、お笑いも原始仏教も好きなわたしとしては複雑な気分になるわけです。
が、どうも近ごろの研究によれば「笑いは瞑想の脳の状態に近い」ことがわかったらしい。
これはローマ・リンダ大学の研究で、31人の学生に脳波計をつけまして、お笑いのビデオを20分ほど見てもらったらしい。すると、瞑想が深まったときに現れるガンマ波が現れたらしいんですな。
ガンマ波は瞑想の深さを判断する材料になってまして、瞑想が上手い高僧ほど大量のガンマ波が現れることが知られております。なんでも、ガンマ波の有無で瞑想の上手さがバレちゃうんで、最近は脳波実験をことわるお坊さんも増えているらしい(笑)。
研究者いわく、
ガンマ波は、脳のすべての部分に影響をあたえる唯一の周波数です。大笑いしているとき、人間は脳の全体を使っているんです。これは脳が共鳴している状態で、満足感、思考力と集中力の改善などに関係があります。いわゆる「ゾーン」に入っているのです。
なんと、お笑いを見るだけで、一流のスポーツ選手がよくいう「ゾーン」(極度の集中でものすごい力が発揮できる状態)に入れちゃうんだ、と。すごいなぁ。さらに研究者いわく、「定期的に笑うほど脳がゾーンに入りやすくなる」ので、積極的に笑うべきなんだそうな。
もちろん、この小規模な実験だけで「お笑いは瞑想の代わりになる!」とはとても言えないわけですけども、少なくともお笑い番組を見る口実にはなるかなー、とか思いました(笑)。
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