マジメにダイエットをしているのに痩せないときは「チートデイ」が必要かもしれない
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「マジメに減量をしてるのに痩せない!」って悩みをよく聞きますが、意外と「チートデイ」を作っていないのが原因だったります。
「チートデイ」は、直訳すると「ズルしていい日」 。炭水化物だろうが甘いお菓子だろうが、好きなものを好きなだけ食べてもOKな日を作るってことですね。
かつては「チートデイなんかとんでもない!」 って風潮があったんですが、最近は科学的にも「たまには好きなものを食べたほうが痩せる」ことが証明されてきたんですな。
逆に「チートデイ」を作らずに、ガチガチの低糖質ダイエットやパレオダイエットを実践すると、 「神経科学者が明かす、ダイエットが上手くいかない理由とは?」でも書いたセットポイント(脳が一定の体重を保とうとする仕組み)にジャマされて、なかなか脂肪が落ちにくくなっちゃう。
ところが、週に2〜3回のチートデイを作ると、以下の効果が出てきます。
- 甲状腺ホルモンの分泌量があがる:甲状腺ホルモンは、体の代謝量を左右する大事な物質。カロリー制限をすると、甲状腺ホルモンが減って、痩せにくい体になっちゃうんですな。
- 基礎代謝量がアップする:チートデイで普段より多めにカロリーをとると、およそ10%ほど代謝量がアップすることが知られております。逆にカロリー制限を続けたままだと代謝量はどんどん減っていって、がんばってるのに痩せない状態におちいってしまうことに。
- レプチンのレベルがあがる:レプチンは、脂肪細胞が分泌するホルモンで、満腹感をコントロールする物質。摂取カロリーが減るとレプチンの量が減るため、つねに空腹感に苦しむことになり、どんどんダイエットがキツくなっていきます。この状態を、チートデイで抜け出すわけですね。