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カフェインの効果を1カ月記録してみてわかったこと


言うまでもなく、カフェインは頭を良くする効果が実証されている、数少ない成分の1つであります。


が、カフェインは飲み方や量によっても効果が大きく異るので、ここ1カ月ほど、自分がどうカフェインに影響されるのかを確かめる実験を行っておりました。


具体的には、まず2週間のカフェイン断ち(コーヒーも緑茶も飲まない)をして、脳の状態をリセット。そのあとで、普段どおりにカフェインをとって、時間ごとの集中力の変化を10点満点で自己採点していきます。


今回は、緑茶500ml(カフェイン約60g)とコーヒー1杯(カフェイン約65g)を、朝9時から飲んでみて、それぞれの変化を追ってみました。


で、コーヒーと緑茶をそれぞれ1週間ずつ試して平均値を取ったところ、集中力の変化は上のグラフのようになりました。おもしろいもんで、コーヒーのほうが急激に効果が出て、そのあとでグンと集中力が切れるようです。緑茶は安定してまったりと効く感じ。カフェイン量はほぼ同じなのに、不思議なもんです。


あと、試しに1日のカフェイン量を100mgにしてみたところ、集中力の上昇は変わらないのに効果の減少度だけは激しくなったので、わたしには1日1.5杯ぐらいのコーヒーが限界みたいです。知らなかった。


あと、気づいたことを箇条書きしますと、

  • タンパク質も食べたほうが効果が出る:理由は不明ですが、タンパク質の量を増やすと、カフェインの集中力アップ効果が長続きする感じ。消化がゆっくりだからですかね。
  • 空きっ腹でカフェインは危険:胃が空っぽの状態にカフェインを投下すると、一気に効果が出た後で集中力が急降下する確率が高くなる模様。最低でも水を飲んでたほうがいいみたい。
  • カフェインはチビチビ飲んだほうがいい:一気にコーヒーを飲むよりも、時間をかけてチビチビ飲むほど、マイルドに効果が持続する感じ。やっぱり徐々に代謝させたほうがいいんでしょうね。

って感じ。とにかく、ゆっくりと少量ずつ飲んで、カフェインをじっくり吸収させるのがコツみたい。もちろん、この結果にはかなり個人差があるかとは思いますが、カフェインは用法用量を守って、正しくお使いくださいということで。


inspired by: A Year of Productivity thx!
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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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