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「自然セラピー」完全ガイド#2「あなたに向いている自然セラピーとは?」

 
 

ということで、昨日のエントリでは、

 

  • 自然セラピーには効果があるけど、人によって効果が違うから、適したものを選ぶと良いよー

 

って話をしたわけです。その上で、「自然セラピーの効能を左右する要因」をチェックしたんですが、これだとまだ「自分はどういう方法に向いているのか?」が判断しづらいんで、そこらへんを見てみましょう。

 

ってことで、「自分に適したセラピーはどんなものか?」を考えるにあたり、まずは前回の「自然セラピーの効果を左右する11因子」を確認し直してみましょう。前回のリストをもとに「効果が出やすい人の特徴」をまとめてみたので、まずは以下を見て、自分にとって重要そうな因子を考えてみてください。

 

因子効果が出やすい人の特徴
社会的要素孤独感が強い人、人とのつながりが欲しい人。孤独感を抱えている人や社会的つながりが希薄な人は、グループ型の自然セラピーでメンタル改善効果が高まりやすい。特に高齢者やうつ症状のある方は、「他者との関係性」が癒しのカギになることが多い。
身体活動運動不足の人、身体を動かすきっかけが欲しい人。運動不足の人や活動性が低い人にとっては、NBIを「身体を動かすきっかけ」にすることで、効果が倍増しやすい。
年齢子ども、高齢者、それぞれに適したNBIがある。なので、子どもには「自然遊び」や「自然教育」が効果的で、高齢者には「園芸療法」や「ケアファーミング」が向いている。また、中高年には、森林浴やグリーンエクササイズなど、中強度の自然体験がバランスがよい。
自然とのつながり感もともと自然が好きな人、自然に親近感を持っている人。自然好きな人は、森林浴やネイチャーセラピーとの相性が良い。一方で、自然にあまり関心がない人には、まずは軽めの環境ボランティアなどから始めるのが効果的。
継続時間と頻度慢性ストレスや中長期の症状がある人。特に慢性的なストレスやうつ傾向のある人には、定期的・継続的な実施が特に重要となる。時間がとれない人は「マイクロ自然体験(例:通勤前の5分公園ウォーク)」など、日常の隙間で頻度を稼ぐ工夫をすると吉。
性別女性は感受性が高く、共感的な自然活動に親和性があることも多い。なので、女性は森林浴や園芸療法との親和性が高いケースも多い。
抑うつ症状の重さ中〜重度の抑うつ症状を抱える人。一般的な心理治療と同じく、「軽症」より「中〜重症」の方がNBIの変化を実感しやすい可能性がある。逆に、軽度のストレスには、自然だけでは効果が見えづらいことも。  
自然環境のタイプ森・水辺などに行ける人、または都市部に住む人。都市部在住の人は、アクセスしやすい場所(街路樹のある公園など)でも一定の効果があるが、より深いリラックスやリセット効果を求める場合は、森林や水辺といった没入感のある環境が有利。
モチベーション・好み継続が苦手な人、自分の興味に合った活動でないと続かない人。治療への主体性が低い人や、継続が苦手な人は、「好き・興味ある・やってみたい」と思えるNBIを選ぶとドロップアウトが減る。なので、インドア派なら「植物観察アプリでバーチャル自然体験」から入るのもアリ。
挑戦体験自己肯定感が低い人、タフさを身につけたい人。自己肯定感が低い人やうつ傾向のある若者などには、アドベンチャーセラピー的なNBIが効果的。逆に、エネルギーが枯渇しているときは負荷が強すぎることもあるので注意。
自律性・スキル獲得高齢者、退職者、学び直し・生きがいを求めている人。高齢者や退職後の人には、「役割のある活動」(例:農作業、環境保全ボランティア)が特に効果的。また、学び直しや生きがいづくりをしたい人にとっては、スキル獲得型のNBIが精神的な充足感につながりやすい。

 

また、もう少しざっくり決めてみたいという方は、昨日のエントリで紹介した「13種類の自然セラピー」を参照しつつ、自分の目的にそったものを見つけてみるのもおすすめです。

 

自分のタイプ向いている自然セラピー
静かな時間をひとりで過ごしたいタイプ森林浴、自然観察、ブルースペース
誰かと一緒に活動したいタイプ園芸療法(グループ)、自然教育、ボランティア
体を動かすのが好きグリーンエクササイズ、アドベンチャー
動くのはちょっとしんどい…自然映像の視聴、軽い園芸や観察
手を動かしてモノを作るのが好き園芸、ケアファーミング
社会貢献や自然保護に興味がある環境ボランティア

 

こんな感じで、自分のモチベーションが続きやすいものを選ぶと、効果が出やすくなってよろしいのではないでしょうか。まあ、最悪の場合、自分にバッチリはまった自然セラピーが見つからなかったとしても、

 

  • 通勤途中の街路樹に目を向ける
  • ベランダに小さな鉢植えを置く
  • 昼休みに公園で10分だけスマホを見ずに過ごす

 

みたいなことをやるだけでも、脳とメンタルにポジティブな影響があると思いますんで、「最近ちょっと疲れたな……」と思ったらお試しいただくといいでしょう。よろしくおねしゃーす。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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