低脂肪ダイエットをしすぎるとウツ状態になるよ!
ここでは、低脂肪ダイエットをしすぎるとウツ状態になるよ!って話をします。ソースは自分(笑)。
というのも、パレオダイエットを始めたばかりの4年前、まだ知識が浅かったもんで、極端に脂肪分を抜いた食生活をしてたんですね。鶏むね肉はていねいに皮をはがし、脂肪の多い豚肉は完全にカット。脂の多いサバやサーモンもひかえておりました。
本来は、良い脂肪をたくさん摂るのが正しいパレオダイエットなんですが、当時はタンパク質至上主義だったんですよね。知識がないって怖い。
その結果、体脂肪は9%まで下がったものの、一方でメキメキと気分は沈んでいったんですね。 とにかく前より不安感が大きくなって、床についてもなかなか眠れないし、日中はイライラが募ってネットばかり見ちゃう。試しにセントジョンズワートを飲んだりもしたんですが、一向に効果は現れず。やがて、過去の失敗ばかりが頭を占拠し始めまして、「これはヤバい!」と思った次第です。
で、あらためて調べなおすと、原因は以前にも紹介したグリシンの不足でした。これは必須アミノ酸の一種でして、豚肉や鶏肉の脂肪にふくまれる成分。お肌のコラーゲンを保つのに重要なほか、幸せ物質と言われるセロトニンの分泌にも必須なんですね。
というわけで、慌ててゼラチンを補給し始めまして、さらに脂溶性ビタミンが豊富なコッドリバーオイル(タラの肝油)をサプリメントで追加したところ、およそ6週間でウツ症状が消えました。
パレオダイエットでは「脂肪をたくさん摂れ!」と口を酸っぱくして言うんですが、その意味を実感させられた事例でありました。軽いウツ状態にお悩みの方は、必須アミノ酸のバランスを疑ってみるのも一計かもしれません。
credit: Life Mental Health via FindCC