「この図形は円ですか?」の答えで性格がわかるらしいぞ
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/12/blog-post_16.html?m=0
というわけで、まずは上の画像の図形が円だと思うかを答えてみてください。その回答によって、ヒトの性格は以下の2パターンにわかれるんだそうな。
- 「まぁほぼ円じゃないすか?」と答えた場合:政治的にはリベラル。ホームレス支援や格差解消などの政策を支持するケースが多い。同性婚やマリファナの解禁にも寛容。
- 「これは円じゃないでしょう」と答えた場合:政治的にはコンサバ。経営者の権利を守ったり、国防を強調する政策が好み。移民政策には否定的で、売春やドラッグなどの犯罪にも厳罰を求める。
これはクイーンズランド大学が行った実験の結果(1)で、参加者にあいまいな図形を見せてどう見えるかを尋ねたんですね。その結果を全員の性格テストと照らしあわせたところ、上のような傾向が出たらしい。
研究者いわく、
保守的な参加者ほど、完璧な図形と不完全な図形の差を大きく見積もる傾向があった。これは「差異」に対する感受性の強さを表している。
とのこと。犯罪や移民などが許せない人は、図形の不完全さにも耐えられないわけですね。このあたりは、差別と知性の関係を示した2012年の研究にも通じるところですなー。
ちなみに2014年の実験(2)では、コンサバな人ほどネガティブな画像(出血とか犯罪現場とか)に対して体が強く反応することがわかっております。つまりは、
- 周囲との違いに対して敏感
- ネガティブなものへの反応が強い
- 差異に耐えられるだけの知性
といった要素がからみ合って性格の違いが生まれるわけですね。もちろんどちらが正解ってわけではなく、たんに生まれつきの違いがあるってだけの話であります。身長や体重の差みたいなもんだと思えば、立場が違う相手にも寛容になりやすいかと思う次第。