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ついに「最適なアイコンタクトの時間」が科学的に発見された件

Eyecontant

 

 

「相手の目て話そう!」 とは言われますが、実際にどれだけアイコンタクトをすればいいかは難しいところ。短すぎれば挙動不審になるし、長すぎれば相手に威圧感をあたえちゃいますからな。

 

 

といったところで、「最適なアイコンタクトの時間を調べたぞ!」って論文(1)がおもしろかったんでメモ。

 



これはロンドン大学の実験で、498名の参加者にまずは性格テストを行い、そのあとで以下のような動画を見てもらったんですな。

 

 

ご覧のとおり、だいたい10分の1秒から10秒の範囲でまばたきの時間を変えて、参加者がどう反応するかを調べたわけですね。具体的な実験の模様はこんな感じ。

 

スクリーンショット 2016 07 09 11 37 28

 

その後、すべての参加者の瞳孔の開き具合や、主観的な感覚をチェックしたところ、

 

  • もっとも印象が良いアイコンタクトの時間は3.3秒!

 

って結論になったそうな。確かにそんなものかも。

 

 

ただし、この結果が現実のコミュニケーションで使えるかといえば難しいところ。会話中に、いちいちアイコンタクトの秒数をカウントするわけにもいきませんからねぇ。

 

 

まぁ基本的には、相手の言葉に集中できていれば、自然とアイコンタクトの時間は3秒ぐらいに落ち着くようなんで、まずはマインドフルネスな会話を意識するほうが現実的でしょうな。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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