アメリカで流行中の「フレキシブルダイエット」初級実践講座
近ごろアメリカで「フレキシブルダイエット」なる新手のダイエット法が流行してるんだそうで。また怪しいダイエットかと思って調べてみたら、意外と使えそうな手法だったのでご紹介。
フレキシブルダイエットってなに?
「フレキシブルダイエット」は別名「多量栄養素ダイエット」 とも呼ばれる手法であります。コトバンクによりますと「多量栄養素」とは、
微量栄養素に対していう.糖,タンパク質,脂肪,ナトリウム,カリウム,リン,カルシウム,塩素,マグネシウム,鉄など.
といった感じ。「フレキシブルダイエット」で重要なのは、炭水化物、タンパク質、脂肪の3種類のみ。
そんなわけで、「フレキシブルダイエット」を一言で表現すると
となります。ビタミンとかミネラルのような微量栄養素は、とりあえず棚上げしちゃってOKなわけですね。
例えば、1日に2,000Kcalの食事を摂る場合、
- 糖質500グラム=2,000kcal
- タンパク質200グラム+炭水化物120グラム+脂肪80グラム=2,000kcal
だと、どっちも結果は2,000kcalですが、1日に糖質を500グラムも摂ってる方が太りやすいのは明らかですよね。この割合を、目的に応じて変えていくダイエット法なわけですな。
フレキシブルダイエットってどうやって実践するの?
で、具体的なフレキシブルダイエットの方法ですが、以下のサイトで1日の必要な栄養素を割り出すのがよさげ。
Flexible Dieting
ページの中ほどに計算機がありますんで、まずはここで年齢(AGE)、身長(HEIGHT)、体重(WEIGHT)を入力。
次に週の運動量を選択。上から、ほとんど運動しない(Sedentary)|週1〜2回(Lightly active)|週3〜4回(Moderately active)|週5回以上(Very active)。
続いてダイエット目標の選択。左から、減量|現状維持|筋肉量アップになっております。
最後に運動の強度を選択。左から、ウォーキング程度の軽い運動|ジョギングなどの中程度の運動|筋トレや有酸素運動などのハードな運動になっております。
で、私の結果はこんな感じ。減量を目的に設定したところ、1日の摂取カロリーを1723kcalにおさえて、タンパク質92グラム、糖質231グラム、脂肪48グラムを取れ!との指示が出ました。
ちなみに、厚労省のガイドラインだと1日に必要な三大栄養素は、1700kcalあたりタンパク質52グラム・糖質292グラム・脂肪48グラムなので、結果的にタンパク質を増やして炭水化物を減らす、ローカーボダイエットと似た感じになってますね。
まとめ:フレキシブルダイエットはやせるのか?
結論から言えば、ちゃんと実行できれば効果はあると思います。要は全体の摂取カロリーと炭水化物を減らしてタンパク質を増やそうね!ってだけの話なんで。その点では、パレオダイエットや低糖質ダイエットにも似ております。
ただしパレオダイエットと大きく違うのが、「設定の数字を超えない限りはケーキでもジュースでも何でも食べてOK!」と言ってるところ。砂糖もパンも許されないパレオダイエッターにとっては、受け入れられないポイントであります。
もっとも、減量を始めたばかりで甘い物の誘惑に勝てないような方には、はじめの一歩としてはアリかなー、とも思います。その意味では、ハードなパレオダイエットに進むための、とっかかりとしてオススメ(笑)
ちなみに、食事ごとの栄養素を把握するには、「あすけんダイエット」が良い感じ。
ダイエットアプリの大本命「あすけんダイエット」が良い! | パレオな男
こんな風に、おおまかな栄養素の摂取量を出してくれます。