「8時間ダイエット」(リーンゲインズ)を1年間ほど続けてみた感想
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これは、「1日のうち8時間以内なら何を食べてもOKだけど、それ以外の16時間は断食!」というサイクルをくり返す方法で、わたしの場合は12時〜20時までを食事の時間にあてて、あとは水かお茶のみという生活をしてきました。
実際、各種の論文でも効果が確認されているテクニックでして、
- 筋肉を落とさずに脂肪だけが減る!
- 食欲のコントロールができるようになる!
- アンチエイジングにもいい!
などと言われております。筋トレの世界では「リーンゲインズ」って名前のほうが有名かもしれません。今回は、このプチ断食法を1年やってみた感想など。
とにかく最初の1週間がツラい!
この方法で最も脱落者が多いのが最初の1週間。それまで1日3食を続けた期間が長い人ほど、序盤の飢餓感がハンパないことになります。
わたしも最初の3日間は腹が減って死にそうになりまして、何度もゆで卵やナッツに手を出しそうになってはガマンする作業をくり返しました。
ただし、この段階は、脳の食欲をつかさどるエリアを再プログラムして、食欲を増やすホルモンであるグレリンと、逆に痩せるホルモンであるレプチンの量を適切に調節するためには絶対に必要な段階。ここさえやりすごせば、食べ過ぎに慣れてしまった脳が落ち着いて、食欲が適切なレベルに落ち着くようになります。
最初の1週間を乗り越えるコツとしては、とにかく活動的に動き回ること。空腹時に静かにしていると、脳が危機感をおぼえちゃって、逆にガンガン腹が減っていくことになりますので。
30日続ければ目に見えて効果が出る!
ツラい1週間を乗り越えれば、あとは意外と楽勝。なにせ朝食をとらなくても腹が減らなくなるので、特にプチ断食をやってる意識もなくなっていきます。
同時に、自然と脂肪の燃焼度が高まっているはずなんで、30日を向かえたあたりから、体脂肪が多めだった方はどんどん引き締まった体になっていくはず。軽く腹筋が割れだして、ウキウキする人が多いのもこの段階です(笑)。
わたしの場合は、スタート時点から体脂肪率が適正値(12%ぐらい)だったんで、見ための変化こそありませんでしたが、体が効率よくエネルギーを使えるようになったおかげで、1日の気分がコロコロと変動せず、コンスタントなペースで仕事をこなせるようになりました。このへんは、ビジネスマンの方にもうれしいメリットかと思います。
3カ月目で停滞期に入るが続けるのが大事
ここは個人差があるかと思いますが、脂肪の減少や活力アップといった効果は、3カ月ぐらいで停滞期に入りやすいみたい。まぁ、ある意味では「8時間ダイエット」が日常の一部になったとも言えますね。
ただし、ここで昔の食事サイクルにもどすと、またホルモンのバランスが崩れていくことになるので、停滞期でも続けていくのが大事。といっても、3カ月もこなせば食欲が上手く調節されているはずなので、そのまま続けていくのは苦じゃないとは思います。
わたしの場合、その後でリブートダイエットという徹底した食事法を組み合わせたため、さらに食欲に悩まされることがなくなりまして、いまはすっかり1日1食のペースで落ち着いております(昼に軽食はとってますが)。
まとめ
いまでは完全に日常の一部なんで、ダイエットって意識もないわけですが、この食事サイクルにしてからあきらかに活力が上がったのと、食欲に気分を左右されないせいで仕事の作業効率がアップしたもんで、もはや昔にはもどれない感じ(笑)。
いま思うと、昔の自分がいかに食欲に振り回されていたかを痛感する次第です。
credit: Jenny Kristina Nilsson via FindCC