初期にガッツリ痩せたほうがダイエットは上手くいく
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ダイエットの世界では「少しずつ体重を落とすのが大事！」って意見がある一方で、「短期間で一気に減量したほうが楽！」って主張もあったりします。そのへんの疑問について調べた論文(1)が、「Journal of Human Nutrition and Dietetics」に出ておりました。
これは124人の肥満患者を対象にした実験でして、「もっともダイエットを長続きさせる要素はなに？」って疑問について調べたもの。性格の違い、配偶者の有無、ダイエットの種類など、さまざまな要素を１年にわたって追い続けたところ、最初の１カ月で一気に体重を落としたほうがダイエットは続きやすいって結果が出たそうな。
2010年の実験(2)でも似たような結果が出てまして、262人の肥満女性を対象に６カ月のテストを行ったところ、やはりダイエットの初期に体重を落としたほうが、最終的にはリバウンドをせずにすんだとか。どうやら、最初にガッツリと減量することで、心理的に勢いがつくのが原因みたい。
この結果を見ると、糖質制限ダイエットの成功率が高いのも、初期に体重計の数字が減りやすいのが原因の１つかも。糖質制限を始めると、腎臓が余分な水分を吐き出すうえにグリコーゲンがガンと減るので、脂肪は減っていないのに痩せたように見えるんですよね。その意味でも、糖質制限ダイエットってのは、上手くできてるのかもですねぇ。
credit: djbones via FindCC
