オモチャや化粧品にふくまれる化学物質「フタル酸」でIQが下がる
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/01/iq_19.html?m=0
化粧品やシャンプーに入ってる化学物質の一部には、体内のホルモンバランスを崩すものがあるのは有名な話。過去にも「安全性が怪しい化粧品の添加物3選」なんて話を書きましたが、また新たにフタル酸の危険性を主張する研究(1)が出てまいりました。
これはコロンビア大学の研究でして、328人の妊婦を対象に、体内のフタル酸の量をチェックしたんですね。で、7年後に再調査したところ、フタル酸の量が多い母親から生まれた子どもは、IQが平均で7ポイント低い傾向があった、と。
研究者いわく、
これだけIQに差が出るのは大きな問題だ。6〜7ポイントもIQが異なれば、勉強の成績や仕事の能力にも大きな差が出てしまう。
とのこと。もちろん、家庭や学校の環境といった変数は調整されてまして、統計的にみても、かなり知性に差が出ちゃう模様。うーん、怖い。
ちなみに、フタル酸が使われやすい商品としては、
- プラスチック製のおもちゃ
- 食品を包装するフィルム
- ヘアスプレー
- リップスティック
- 石けん
あたりがメジャーであります。日本では、あまり化粧品に使われるケースは減ってきてますけども、事前にラベルをよく読んだほうがよさげ。とくに子どもがいる家庭では、おもちゃにご注意くださいませ。
credit: Valeria Fraile via FindCC