2019年のゴール達成率を高めたきゃ"あれ"を1ヶ月だけやってみたら?というイギリスの研究
どもー。明けましておめでとうございます。
ってことで、新年っぽく「1月に”あれ"をやると睡眠の質が上がり、貯金も増え、体重も減るぞ!」みたいなデータの話です。
ネタ元はサセックス大学が主導している「ドライジャニュアリー」のデータ(1)です。ドライジャニュアリーってのはイギリスでは有名な健康キャンペーンで、その内容を簡単に言えば、
- 1月だけ酒を完全にやめてみようぜ!
って感じになります。とにかく1月は31日だけ完全にアルコールをカットしてみるわけで、これまでに17,000以上が過度の飲酒に成功したというんですな。
で、新しい研究では、直近でドライジャニュアリーに参加した800人のデータをまとめたものです。あらためて1月だけ酒をやめてみるとどんな効果があるかを調べたわけですな。
その結果がどうだったかと言いますと、まずは単純に酒の消費量についての変化から。
- 参加者の飲酒量が週4.3杯から3.3杯に下がった
- 1日の飲酒量が8.6から7.1ユニットに下がった
- グダグダに酔っ払う日数が月に3.4から2.1に下がった
だったそうで、なかなかよろしい変化が出ております。全体的に1ヶ月の禁酒に成功した人は、長期的にもアルコール量が減る確率が高かったみたい。
さらに、アルコール量以外のメリットは、
- 参加者の93%が「達成感」を感じていた
- 88%は貯金の額が増えた
- 80%は自己コントロール感が増した
- 71%は睡眠が改善した
- 70%は健康が改善した
- 67%は活力が増えた
- 58%は体重が減った
- 57%は集中力が増えた
- 54%は肌質が改善した
だったそうな。研究チームいわく、
単純に言って、ドライジャニュアリーは人生を変え得る。
31日だけアルコールフリーな暮らしを送ると、私たちは「日々の喜びやリラックス、社交などに酒はいらないのだ」という事実を学ぶ。その結果、残りの11ヶ月で酒との付き合い方が変わり、より良い意思決定ができるようになるのだ。
とのこと。31日の禁酒が自信につながり、これが残りの1年のクオリティを上げてくれるんだ、と。
これは、過去に中国で行われた実験でも似たような話は出てまして、「普段からアルコールを少しずつ我慢してる人はセルフコントロールの能力が高くなる!」なんて報告があったりするんですな。つまり、ドライジャニュアリーの効果はアルコールの摂取量が減ったからだけでなく、実はセルフコントロールが底上げされたのも大きいんじゃないかってことです。
なので、もとから酒を飲まない人でも、「なかなか止められない悪い習慣」を1ヶ月だけ頑張って止めてみれば、似たような効果が得られるんじゃないかと思った次第です。2019年にセルフコントロール能力を高めたい人は、ちょっと試してみたらいいかもですね。
ってことで、今年もよろしくお願いいたしまーす。