どうにもスクワットのバランスが取れなくてしゃがめない!問題をどう解決するか?みたいな話
https://yuchrszk.blogspot.com/2019/06/blog-post_27.html?m=0
スクワットについて良く聞かれるお悩みとして、
- 足首が硬くて深くしゃがめないんです!
- 足が長くてバランスが取れません!(特に大腿部が長い人に多い)
みたいなのがあるんですよ。これは本当に何度も質問されたんで、意外と多い悩みなのかもですな。
幸いにも私は足の短さには不自由してないので、この問題を感じたことはないわけですが、そんな人に役立たちそうなデータ(R)が出てましたんでメモっときます。
これは32人の男女を対象にした実験で、何を調べたかというと、
- スクワットのスタンスを変えれば、もっと楽にしゃがめるんじゃない?
みたいなポイントです。スクワットをする時の足の幅によって、「うまくしゃがめない!」って問題を解消できるんじゃないかと考えたわけっすね。
で、実験デザインはこんな風になってます。
- 参加者に、1)骨盤と同じ幅で立つ、2)骨盤の1.5倍の幅で立つ、3)骨盤の2倍の幅で立つという3パターンで3回ずつスクワットをしてもらう(つま先の角度は個人の自由)
- 3次元のモーションキャプチャーで各関節の角度を測定する
とてもシンプルな研究ながら、言われてみればなかったタイプの調査だなー、って感じっすね。
そこでどんな結論が出たかと言いますと、まずはグラフからどーぞ。
って、これだと意味不明かもなんで、ここからわかることを簡単に言っちゃうと、
- 足幅を開くとスクワットは楽になるよ!
ということです。全体的に見ると、足の幅を広げたほうが足首と股関節をあんま曲げなくてもすむみたいなんですよ。となれば、足首を痛めてうまく曲げられない方や、スクワットの時に体を前に倒す癖がある人なんかもワイドスクワットを試す価値はありそうっすねー。
もちろん、これは「足を広げると楽だからみんなそうしようぜ!」って話じゃなくて、太ももと足首に問題がない場合は、別にワイドスクワットでメリットが得られるわけでもありませんので。特に内転筋(太ももの内側ね)や股間節に問題を抱えた方などは注意して臨むべきでしょう。
ちなみに、ワイドスクワットを試してみたい場合は、最初のうちはいつもより3〜5センチぐらい多めの幅で空くわってをしてみて、ある程度まで慣れたらさらに広くしていく感じにした方が無難です。あくまで、深く腰を沈めても不快感が出ないレベルを探していただければと。