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たった5問でマインドフルネス度を判断できるテストをやってみようじゃないか!みたいな研究の話

 
 

新刊「無(最高の状態) 」は"マインドフルネス”を前面に打ち出してるわけじゃないものの、メンタルを万全の状態にする方法のひとつとして「現在にしがみつこうぜ!」みたいなポイントは重要視しております。要は人間の苦しみは過去と未来にしかないので、とにかくいまにしがみつくのが大事だよねーみたいな話です。

 

 

でもって、自分が「マインドフルに生きられているか?」をチェックする方法はいくつかあって、過去に取り上げたエントリでも、

 

 

みたいなものを紹介しております。

 

 

で、今回あらたに取り上げる研究(R)はテキサス大学などによるもので、その内容を簡単に申し上げますと、

 

  • めちゃくちゃ手軽にマインドフルネス度をチェックするテストを開発したよ!

 

みたいになってます。具体的には、以前に取り上げたMAAS(マインドフルネス度を測るためによく使われる定番の尺度)を短縮したもので、なんとたった5問でマインドフルネスレベルをチェックできるようになっております。

 

 

研究チームは、学部生810名を対象に「MAAS(マーズ)をさらに短くできないか?」ってのをチェックしまして、いろいろと絞り込んでいったら「5問でも結構な精度でマインドフルネスレベルが測れるんじゃないの?」といった結論になったんだそうな。たった5問でいいってのは、かなり手軽でよろしいですなー。

 

 

では、さっそくマインドフルネスを測るための5問を見てみましょう。以下の質問にはそれぞれ6点満点で採点していただければ幸いです。

 

 

▼採点法

  • ほとんどいつもだ……1点
  • とてもよくある……2点
  • よくある……3点
  • たまにある……4点
  • あまりない……5点
  • ほとんどない……6点

 

 

▼マーズ5問バージョン

  1. なんらかの行動をしている時、その行動には注意が向かず「自動的にやっている」状態になりやすい

  2. なんらかの行動をしている時、その行動につねに注意を向けることがなく、バタバタと終わってしまいやすい

  3. 最終ゴールや目標にばかり意識が向いてしまい、自分がいま何をやっているのかわからなくなることがある

  4. いま自分は何をしているのかといったところに意識が向かず、自動的に仕事や作業をやってしまうことが多い

  5. 十分な注意を払わずに、いろんな行動をすることが多い

 

 

ってことで、マーズの短縮バージョンは以上です。最高点は30点でして、この合計が高ければ高いほど、あなたはよりマインドフルに暮らせていると言えましょう。

 

 

ちなみに私の合計は25点でしたが、「時期と状況にもよるかなー」って印象ではありました。あんま仕事がせっぱ詰まってないときは注意を払いながら行動できてると思うんですが、生活がバタバタしてくると、どうしてもマインドフルではいられなかったりするんすよねぇ……。

 

 

 


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。