このブログを検索

低糖質ダイエットは記憶力を上げてくれるのかも?


低糖質ダイエットは記憶力を上げる!」という研究が面白かったのでメモ。


Dietary ketosis enhances memory in mild - PubMed Mobile
ケトン体が認知障害者の記憶力を改善する




低糖質な食事と高炭水化物の食事をくらべたところ、低糖質の食事を6週間ほど続けた人のほうに記憶力がアップする現象が起きたという論文であります。



どういうメカニズムかというと、

 

  1. 低糖質ダイエットを続ける
  2. 肝臓が脂肪を分解してケトン体ができる
  3. ケトン体が脳の炎症をおさえる
  4. 記憶力アップ!
 
ってな流れだそうで、ケトン体の抗炎症作用は脳に効くのかなーぐらいの感じ。もっとも、この実験は認知障害を対象にしたものなので、健常者にも同じように作用するのかは不明であります。ただ、ケトン体が活性酸素と炎症をおさえてくれるのは事実なので、今後の研究に期待ということで。
 
 
ちなみに、低糖質ダイエットでケトン体が出てくるのは、平均で1カ月ぐらいだそうな。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

ホーム item

search

ABOUT

自分の写真
1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。